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新無印第99話「スパイクタウンのマリィ!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇概要

今回はスパイク兄妹のキャラ紹介とWCSの両方をこなす重厚な回でしたね。ゲンガーがやっと大舞台で活躍することができて嬉しかったです!
…がやはり展開としては細かい部分含めてマリィとネズのファンに向けて作劇されている印象でした。
スパイク兄妹は人気キャラなのでそれも大事ですが、ハイパークラスで一対一というのは少し寂しい。直前のオニオンがしっかり二話使ってキャラの魅力を描写していたのでやはりマリィたちもそのくらい尺が必要だった気がします。(昔のアニポケはジムリーダーに大体二話使ってるイメージ)

〇原作イメージの解像度

マリィの健気さやネズの律儀さ、エール団のやっかいさは原作のイメージを崩さず解像度を高く保っていました。
少し違和感があったのはネズが「通常戦の方が好き」≠ダイマックスが嫌いと発言したことです。原作でははっきり「嫌い」と言っていたはずなので、このキャラ演出の変更は気になりました。

〇エール団とスカル団

SMクラスタ的な話をすると、エール団とスカル団がだぶって見えましたね笑
アニポケだとグズマさんがリーグに出てるので構図としてかなり似通ったことになります。

そして、エール団にはプルメリ姐さんが必要だと思いましたね。ネズさんはいい人なんですが組織への目配りが足りてない印象です。

Aパートはマリィとネズの顔見せとしてよかったのですが、Bパートは正直少し物足りなかったです…。
理由はダイマックス戦にあります。前回のサイトウ戦ではメガルカリオがキョダイカイリキーの上を飛び回る構図がアクロバットで面白かったのですが今回はバトルに動きが感じられませんでした。

キョダイゲンエイもキョダイスイマもその効果を十全に発揮していなかったのも残念です。ダイマで迫力のあるバトルではなく、相手のダイマを枯らして素の状態で効果的なダメージを与えるバトルでした。ゲーム的にはそれで十分面白いのですが、アニメとしてはダイマの時間が冗長に感じてしまいました。

ただ、ひょんなことで負けることが多いゲンガーが最後まで粘り強く勝ちきったのは良かったです。 トリッキーな動きをする分、耐久力・持続力に難ありだったのでその点ダイマックスでカバーできたのかなと思います。ゲンガーが報われただけで嬉しくなります!

〇総括

総評として、キャラ紹介をした結果尺が足りない!という新無印らしい弱点がでてしまった回でした。モルペコがピカチュウと戦う展開やキョダイゲンエイで相手を逃がさないような描写を期待していたので、少し物足りなかった印象です。でもゲンガーが報われてマリィはかわいかったので良回です!()



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