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新無印第100話「密着! ダンデのスペシャルトレーニング!!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇概要

無敵のチャンピオンダンデのパーソナリティに迫る横軸回。新無印ではこういう回は貴重ですね。

〇ダンデの人物像

ダンデの人物像とはなにかというと、ソニア曰く「ポケモンを見たらじっとしていられないポケモン馬鹿のおっきい子ども」らしいですね。そしてゴウ曰くそれは「サトシと同じ」だと。
アニポケ世界の主人公格の条件を両者が満たしていることの視聴者への合意付けとも読み取れます。

さらにダンデ曰く「バトルもトレーニングも遊びも俺にとっては同じ。ポケモンと一緒に体を動かすのがとにかく楽しい」 アニポケ世界におけるトレーナーの最高峰たる発言です。
ポケモンと共に生きる者。アニポケ世界の住人は究極的に皆そこを目指します。

ここでアーマーガア親子・夫妻とのトラブル発生。問題解決の手段としてバトルは持っておくが、まずは落ち着かせるというのがチャンピオンの風格です。
しかしリサーチフェローのサトシも事態の解決にむけて動きます。最終的にサトシの命がけのセーブによって大きな被害もなく事態は解決しました

〇チャンピオンの孤独

落ち着いた後、サトシはダンデに尋ねます。
「チャンピオンとはどんな気分なのか」と(自分もチャンピオンだろ!というツッコミは抑えておきましょう)
ダンデは怖かったと返します。不敗のチャンピオンとして自分の成長が頭打ちなのではないかと。ダンデが「孤独のチャンピオン」というのはどの媒体でも一定描かれている印象です。

しかしそんな孤独なチャンピオンに転機が訪れた。それがムゲンダイナによる敗北です。正直あまりに昔すぎて頭から抜けていましたがあそこでダンデは明確に敗北を経験するんですね。

ダンデはこの敗北をポジティブに受け止めます。自分より強いものがちゃんと世界にはあるんだと。それを追いかけることが出来る。チャレンジャーとして努力する権利があるのだと。サトシはそれを受けてもっとダンデが好きになってもっと倒したくなった…というところで閉幕です。

・ポケレボとアニポケの違い

ポケレボでもこのムゲンダイナ戦についてダンデの回想するシーンがあります。そこでもやはり不敗のチャンピオンとしての重りが落ちる契機、新しいチャンピオンの誕生の予感が描かれます。
レボリューションに比べるともう少しライトですが、アニポケはそのあたりの心情をちゃんと言葉にしてますね。

〇総評

総評ですがダンデの深堀り回としては充実していました。ポケモン馬鹿であり孤独なチャンピオンであるダンデの心情がストレートに伝わってきました。ブラックナイト編に触れたのもgood!正直意外性は薄かったですが本編で説明するのが大事です。ソニア関連の話が他の回で聞けると嬉しいですね!(了)







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