ポケマス『悪の組織編 シンオウ編』感想
〇ポケマス時空の設定
まず最初にポケマス時空の設定について。
ヒカリ・コウキ・ジュンは共に旅を始め、そしてギンガ団の幹部ともそれぞれ交戦した経験があるようです。その中でもヒカリが主人公格であり、今回の話でもシンオウにおけるレッドと言える程の貫禄をみせていました。
〇ギンガ団幹部
次にギンガ団の幹部たちについて。
彼らはやはりどこにいてもアカギに忠誠を誓っていました。強調するべきはこのストーリーの中核に彼らのアカギに対する想いの救済があったことです!「神とよばれしアルセウス」では捨て置かれましたが、これは本来大事にされなければならない要素でした。
そして悪夢騒動の発端であるアカギはヒロインポジでした。このエピソードはダークライの悪夢=アカギが執着していた心に対する「恐れ」から救出される物語といえます。アカギはこの救出により、心は不完全→心がない世界を作る…、から心を完全なものにするという視点を獲得しました。
〇シロナの活躍
アカギとの対立構図に置かれることの多いシロナさんは、今回は前に出張るのではなく他のトレーナーたちのパワーを信じて後衛にまわっていました。
最終兵器としてマーマネを用意しているのは賢いですね(笑)
プラチナシナリオから一番成長したのは実はシロナさんかもしれません。
しかしそのマーマネは案外控えめな活躍でした。ストーリーの肝が幹部の想いに対するアカギのアンサーなので仕方ないかな(悪夢で最初に想起したのはマーマネでしたけどね!)。
それにしてもポケマスマーマネは芯が強い。まさかあのマーマネが躊躇いなく漆黒の悪夢に飛び込むと宣言するなんて…。
〇まとめ
感想をまとめると、本当にやってほしかったダイパリメイクをやってくれました。キャラクターがこれまで積み重ねてきたものを一つの物語にするという高いハードルを乗り越えてくれました。よき時間をありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?