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SMスクール組組み合わせ各論-カルテット・クインテッド編-

※画像は「ポケットモンスターサン&ムーン」及び「ポケットモンスター」からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇はじめに

連日続けてのテーマはこちら「SMスクール組組み合わせ各論-カルテット・クインテッド編-」
スポットライトの外でも輝くキャラ達がいる! スクールならではの要素に目を向けてみましょう。

主人公だけが主人公じゃない!

〇カルテット・クインテッドの役割

概論などでも語ったように映像の物語では画面に映るキャラを焦点化する作業が不可欠です。そして焦点化する単位としてソロ・デュオ・トリオがあります。一方でカルテット(四人組)・クインテッド(五人組)は物語の演出上焦点化されなかった集団のことが多いです。

焦点化されていないカルテット・クインテッド

焦点化されなかったら物語上それらのキャラが不要なのではと考える人もいるかもしれません。実際ウラウラ島編のようにサトシがソロで活動するパターンもありますが、焦点化されなかったキャラ達だからこそ出来ることもあります。

ウラウラ島編はSMシリーズでも珍しいサトシソロ

・焦点化されたキャラを際立たせる

簡単な例でいくと「応援」などはこれに該当します。サトシの大試練、マーマネのクワガノンレースなど一人に焦点があたっている場合このパターンが多いです。SMシリーズの場合応援メンバーが五人いるのが基本なのでどんな試合や大会でも大体ホーム感があります。

ホーム感はSMシリーズの大きな特徴

・幕間の物語を描く

焦点化されたキャラの物語に厚みを持たせるためにカルテット・クインテッドが活用されることがあります。121話ではマオがポケモンカフェで奮闘している間、他メンバーがアイナ食堂の手伝いをします。彼らがマオの仕事を追体験をすることでマオの将来の夢や成長を浮彫りにする演出です。

マオの普段の激務っぷりがわかる演出

〇組み合わせパターン

カルテットとクインテッドの組み合わせパターンは6C4+6C5=20通りありますが、特に重要な組み合わせを深堀りしていきます。またスクール組-<誰か>の色合いが強い場合分類もそれに倣います。

・スクール組-<サトシ(+α)>

スタンダードなパターン。主人公のサトシに焦点があたり、他のスクール組が応援する構図が多いです。またサトシがデュオを組んで幕間の物語を描くパターンもあります。個人的な印象だとスイレンと組むとこのパターンになる傾向が強い気がします。(公式はサトスイ推し?)

サトスイ黄金の2:4構図

・スクール組-リーリエ

財団編の主人公であるリーリエとスクール組の構図。ルザミーネ救出は家族の問題だからとスクール組を切り離そうとするグラジオに対してのリーリエのセリフ。

論理的ではないけどみんなと一緒に行きたい」

込み込みでエモい組み合わせです。

困難はみんなで分け合うのがアローラ流

・トリオ+α

最後に例外的な組み合わせをご紹介。それは女子組+サトシのようにトリオにプラスαするパターン。元から三人のグループで固まっているため浮いた一人に焦点があたりやすい組み合わせです。また、リーグ特訓回の男子組+スイレンのようにグループを引き入れる(アテンドする)パターンもあります。

3+1の構図

〇総括

ここらで〆ます。カルテット・クインテッドは陰ながら物語の厚みを出すのに役立っています。主軸の物語に絡まないキャラは間引くべきと考える人もいるでしょうが、個人的にはこのワチャワチャ感が大好きです。特にサトシを応援するクインテッドは最高にエモーショナルな構図です!

SMクラスタはこのカットを見るだけで泣きます

さて、残るはソロとフルチームのみ! 組み合わせ論からすると例外的な区分ではありますが、ここまでの論の積み重ねがあればきっと対応できるはず! というわけでまた後日お会いしましょう。
ご清聴ありがとうございました!
(了)


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