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ポケマス悪の組織ジョウト編感想語り

〇はじめに

ずっと語りたかった悪の組織ジョウト編感想語り。なんでやってこなかったかというとその内容の重厚さを咀嚼するのに果てしない時間が必要だったから。フレッシュな感想ではないですが、自分なりの言葉にしてこのストーリーの魅力を伝えたいと思います。

今回のストーリーの主役はズバリ、ロケット団のボスの息子シルバー!彼の信念がどのように貫かれ、曲げられ、融和していくのかに注目してみましょう。

〇ダイマックスに興味を持つサカキ

悪の組織カントー編でレッドのカビゴンが見せたダイマックスに興味を持つサカキから物語はスタート。

「ダイマックス。問答無用ですべてを吹き飛ばす圧倒的なパワー」
「パシオという島は 本当に興味深い場所だな」

敵の能力を評価し取り入れるのがサカキ流ですね。

・ジョウトロケット団幹部集結

そしてパシオ征服を目論むサカキの下にジョウトロケット団の幹部が集結します。アポロ・アテナ・ラムダ・ランス… 一癖も二癖もある連中ですがサカキへの忠誠心の高さは折り紙つき。ロケット団は今回「組織」として動いていきます。

〇シルバーチームVSジョウト四天王

一方その頃海辺ではチームバトルが行われていました。シルバー率いるチームとワタル率いる四天王チームの対戦。シルバーチームにはこのイベントの直前に登場したマジコスマツバ&色違いホウオウもいます。パシオらしい豪華な対決ですね。

結果はジョウト四天王側の勝利!猛者が集まるパシオでも四天王の実力は健在のようです。
マツバがシルバーとのコンビネーションを認められて嬉しそうなのがツボですね。シルバーに複雑な感情を持つパターンもありそうですが、ホウオウに認められたトレーナーというだけで親交の対象なのかもしれません。

・キリヤとシルバーの問答

と、感想戦をしていたところキリヤが現れました。出、出~ 即闇落見実救見揺動少年~! …という古いネタは置いといて、なんとキリヤはシルバーの過去の悪行を掘り起こしてきました。…サイコパス過ぎないですかね??あとヒビキはなんで口割ったんや。

これには教育係のワタルも思わずたしなめます。しかし、シルバーはキリヤの問答に付き合う構え。キリヤはシルバーが強くなるためのやり方を変えた理由を知りたいようです。
…これをキリヤが闇落ちする前触れととるかは意見が分かれそうですが心のブレーキは壊れてしまっているように見えます。

シルバーは強いポケモンを従えるだけでは勝てないことを悟ってポケモンたちと絆を結ぶ方向へシフトしたと語ります。それに対するキリヤの解釈が…

きずなさえあれば手段は選ばなくていいってことなのか?

…歴代のキャラの中でも突き抜けた思考回路です。別にこれ洗脳とかされてないですからね?

〇ダイマックス現象?

さてキリヤとの問答を終えて帰ろうとしたときに一匹のトゲピーが目の前に現れました。しかし何やら様子がおかしく苦しんでいるようにみえた刹那、突然の巨大化。ワタルはダイマックスか!?と驚きますがひとまず沈静化させることに成功しました。

以前パシオではムゲンダイナの出現により意図しないダイマックスが発生しましたが、それもダンデがバディとすることで解決したはずでした。一同はヒナギク博士に相談することにして戻りますがどうやら怪しいヒトカゲが…。そしてシルバーはこれに気が付いたようです。

〇ヒナギク博士との会議

ヒナギク博士に相談するとこのダイマックス騒動にロケット団が関わっていることが予見されました。ワタルは以前関わった赤いギャラドス騒動と同じ構図になっていることに気づき怒りをあらわにします。ジョウトのストーリーを思い出させてくれる小粋な演出ですね。

・群れるのは好きじゃない

ここでシルバーが単独で行動しようと離脱します。ワタルが共闘しないかと持ち掛けるも、ロケット団のように群れるのは好きじゃないと一蹴。

傍からみれば強がりにしか見えませんが、ワタルはシルバーの態度に焦りを感じた様子。ここが今回のストーリーの肝ですね。

〇ソニア博士の発明

結局シルバーとの共闘は諦め、ダイマックスの専門家のソニア博士の力を借りることに。「バディーズダイマックスパワースポットマシーン」 というマシーンを開発してくれました。本編だとほぼ歴史学専門だったソニアがこんな機械を開発できるなんて驚きですね。

・VSランス

ここでランス率いるロケット団部隊が妨害をしかけてきます。どうやら尾行されていたようですが返り討ちにするために泳がせていたようです。この辺りの駆け引きも少し本編よりも大人向けな空気感があってポケマスらしくて好きな所です。

〇ロケット団アジト潜入

ランス部隊を退けとうとうアジトに潜入。しかしシルバーの姿は見えません。マツバはずっと気にかけているようですが、ワタルはシルバーの判断に任せるようです。気を配りながらも気を遣わせすぎない無骨なワタルらしいやり方です。

・VSラムダ

そしてワタルの予想通り一足先にアジトに潜入していたシルバー。 待っていたのはいきなり本命のサカキ!ではなくサカキに扮した幹部のラムダです。ラムダは愛される敵キャラって感じでアニポケに出てきても面白そうですよね(ホウエン編にも出てくるようです)。

ラムダは見た通りのおっちょこちょいな性格で音声ロックの扉が破られないようにドンカラスをなだめているうちに感傷に浸って暗唱記号を叫んでしまいます。…完全に自爆です笑
このあたりもムコニャに似てますね。

・忍び親子の助太刀

破れかぶれのラムダは数で制圧しようとしますが、ここでキョウ&アンズの忍び親子の助太刀が入ります。もちろんシルバーは拒否しますが、キョウの圧と差し迫った状況によりやむなくその場を任せます。この親子はポケマスでは上手くいっている親子の象徴としての登場が多いですね。

〇VSサカキ

一方その頃ワタルたちは別ルートでアジトの最深部に辿り着いていました。追い詰めた…と思っていたところ、サカキの目的は達成されてしまいました。サカキの今回の計画の目的はバディーズダイマックスの制御。マジコスまで揃えて「悪の絆」によってバディーズダイマックスを制御するようです。

「悪の絆」をポケモンが受け入れたことが信じられないワタルたち。しかしサカキは目の前でバディーズのニドキングをダイマックスさせます。

正義漢のワタルから見ると信じられないかもしれないですが「絆」の結び方が一つじゃないというのは懐が深いポケモンらしさを感じます。

〇シルバーとサカキ

ニドキングのダイマックスによって崩落するアジト。ロケット団、四天王、そしてシルバーが外に出てきます。ダイマックスの圧倒的なパワーにご満悦なサカキですが、そこに冷や水をぶっかけにシルバーが登場しました。

・組織と個人

人が集まることでより強くなると主張するロケット団と群れなければなにもできない弱い個人だと主張するシルバー。正直この論法は水掛け論というかあまり生産性は感じませんが、実際ジョウトロケット団は空中分解してしまったので論破されてしまっていますね笑

・親子の戦い

集団の論理で動くサカキに対して個の強さの正義をぶつけるシルバー。バディーズのホウオウを従え、いよいよ親子の戦いが始まる! というところで前編は終了です。

〇マジコスジョウトトリオ参上!

前半と所変わってポケモンセンター。マジコスに身を包んだジョウト主人公たちが参上! ワタルとシルバーのもとにヒビキたちが救援に向かいます。このマジコス、トリオで統一感がある感じがいいですよね。

・駆けつける主人公

現場に駆け付けたヒビキたち ワタルから現状報告を受け、サカキがダイマックスを手に入れたこととシルバーが交戦したことを知ります。クリスが周りの状況をよく観察しているのが印象的でしたね。

・シルバーVSサカキ

ここから回想へ。前編の最後にサカキに勝負を挑んだシルバーでしたがサカキには叶わなかったようです。すぐには負けを認められなかったシルバーでしたが、今のシルバーはポケモンとの絆を重んじるトレーナー。無理はさせられずサカキをとり逃してしまいます。

サカキはパシオの主、ライヤーのもとへ向かうようです。ロケット団が本格的にパシオ征服に向けて動き出しました。この「あいさつ」という表現は裏社会の人間らしいですね。ロケット団はポケモンマフィア。他の「正義」を標榜している組織とは思想が違うのです。

・シルバー見守り隊

サカキの行方も気になりますがそれ以上に皆が気にかけているのはシルバーのこと。主人公組はもちろんマツバやカリンもシルバーのことを慮っています。カリンの「一歩踏み出すのを待つことしかできない」というセリフにぐっときました。シルバーのことを認めているからこそなんですよね。

〇シルバーが向き合うもの

・心配する三人

場所は移動しましたが相変わらずシルバーのことを気に掛ける三人。コトネは情緒的にクリスは論理的にヒビキはパッション的にシルバーのことを思いやります。シルバーに対する思いのかけ方に個性が出ているのが面白いです。

・ヤナギとシルバー

そうしているとヤナギとともにいるシルバーの姿が! どうやら稽古をつけてもらっていたようです。シルバーは庇護欲をそそられるというか、年上に好かれそうな感じがしますよね。グリーンとかワタルとかマツバとか…。人たらしなのは父親譲りなのでしょうか。

改めて共闘を申し出る主人公たち。しかしシルバーは自分の立場を崩そうとしません。ですがシルバーもヤナギに稽古をつけてもらっていたように一人で戦うことはできないと理解はしています。ここではコトネが情に訴えかけるのに対してクリスが理詰めするという構図が対比になっていますね。

・一人では越えられない壁

ここでヤナギからの箴言。

前に進むためにひとりではこえられない壁もあるのではないかな?

シルバー自身が抱えている悩みを言語化する手伝いをしてくれました。自分のこだわりに縛られているシルバーをなんとか救い出したい。そしてヒビキもそれを手伝いたいと申し出ます。

しかしシルバーは未だに自分の問題だと跳ね除けます。恐らく自分でも理がないことはわかっているのでしょうが引っ込みがつかない状況です。

しかしそんなシルバーのワガママをヒビキも強引に突っぱねます。 「だってぼくたちともだちだろ!」と強く迫るヒビキ。非常に主人公らしいムーブですが、シルバーくらいひねくれものを相手にするにはこれくらいがちょうどいいのかもしれません笑

・心はわからない

ここで「オレの心もわからないのにか?」と言ったシルバーに対してのヒビキの返しがこのストーリーのクライマックスです。

「シルバーの心はわからない。心はシルバーのものだから」

相手の心がわからなくても思いやることはできる。社会生活を営む上で基礎となる考え方です。

・痛みを乗り越えた記憶

強く迫ってくるヒビキの言葉にシルバーの心は動かされます。そしてジョウトでもヒビキの働きかけによってポケモンとの絆を結んだ記憶を思い起こします。このあたりの積み重ねの拾い方、ポケマスイズムを感じますね。

・シルバー氷解

ここまできてようやくシルバーの心は氷解します。サカキとの戦いに手を出さないという条件付きで共闘することを受け入れました。
…冷静に考えるとマジコス揃えた主人公組がここまで手と心を尽くすって尋常じゃないですね笑

ジョウト編はシルバーのストーリーといっても過言ではありません。

・ヤナギの伝言

最後に人生の先輩のヤナギからの言葉をもらいます。

想いをともにする仲間がいつまで一緒にいられるかわからん

ピンときてないシルバーですが、これまでの長い人生の中でヤナギが獲得した思考であり言葉なのです。

人の心はわからない。だから自分を想ってくれる仲間が傍にいるというのはとてもありがたいこと。自分は他人じゃない。だから想いあう。でもそれは儚く難しいこと… ポケモンシリーズの中で新たに金言が産まれた瞬間です。

シルバーたちはヤナギの言葉を携えロケット団が巣くうライヤーの屋敷に向かいます。

〇屋敷防衛戦

・共闘!ジムリーダー

さていよいよライヤーの屋敷防衛戦!と思ったらロケット団は既に侵入済み …というのはジョウトジムリーダーたちの作戦だったようですが、それでも数の圧力に押され気味とのこと。ヒビキたちは奥のサカキたちの元へと急ごうとしますが…。

・VSランス&ラムダ

ここで待ち構えていたのはランス&ラムダの防衛ライン 足止めをしようと仕掛けますが、ここはアカネ・ツクシコンビが引き受けるそうです。このあたりの攻防ポケスペっぽさを感じます。

ジムリーダーたちがこの場を引き受けたのは作戦だけではなく、ジョウトで暴れまわったロケット団に対する怒りもあるようです。特にアカネはラジオ塔のジャック事件が相当頭にきているようです。世界線を共有しているかは分かりませんが因縁の相手ということですね。

さらにここでワタル&イブキのフスベドラゴンコンビが加勢!戦況が有利に傾いたことを確認してヒビキたちは前に進みます。久しぶりにイブキさん見ましたけどやっぱり強烈な格好してますね。当時は3Dモデル化される未来なんてわからなかったから仕方がないですが笑…。

・VSアテナ

続いてのフロアに待ち構えていたのはアテナ。屋敷の防衛ラインを突破されてロケット団のプライドが傷つけられたことに怒っています。それに対して傷つけているのはポケモンたちとクリスがマジレス。全世代通して最もレスバが強そうな主人公です笑

・ポケモントレーナーの風上

実は冷静にみえて一番怒っていたのはクリスかもしれません。無理やりダイマックスさせるロケット団にポケモントレーナーの風上にもおけないと強く言い放ちます。ところが当然のように馬耳東風 アテナの心に響く様子はありません。

クリスの怒りに共感してかここでコトネも共闘を決意。アテナがポケモンを戦いの道具にしている時点でロケット団と主人公たちは同じだとふっかけますが、クリスはぴしゃりと一言。

わたしたちはポケモンが好きだからポケモントレーナーをやってるの

「ポケモンが好きだからどんな苦労もキラキラ輝く思い出になる!」
「その輝きを忘れたあなたたちに負けるわけにはいかないわ!」

少し過激な言葉を使えばロケット団の行為は「ポケモン民主主義への挑戦」ということなのでしょう。単純な正義対悪ではない思想のぶつかり合いがここにあります。

〇決戦サカキ

・パシオ制圧…?

その頃サカキはライヤーとの勝負を制していたところでした。フーパとライヤーは中々手こずる相手だったようですがあっさりと下してます。そしてそのフーパの力をも悪だくみに使おうとしているようです。

しかしここで油断してくれないのがサカキの怖いところ。防衛ラインを突破してくる主人公たちの気配を察知して構えています。アポロなどもかなり優秀そうにみえますが素直に喜んでしまうあたり悪の研鑽が足りていないようですね。

・心はいつも一緒

サカキの予想通りヒビキとシルバーが登場! 共闘の際の約束通り幹部とヒビキ、サカキとシルバーに分かれて戦いを挑むようです。

バラバラで戦っていても心はいつも一緒。シルバーの気持ちを最大限思いやりながら自分の心も響かせる。ヒビキらしいやり方で最終戦を仕掛けます。

・まだまだ子どもだな

しかしこの体制にサカキは呆れている様子。当然といえば当然でしょう。こんな差し迫った状況でシルバーのワガママを通しているのですから。

・ホウオウVSミュウツー&ニドキング

いよいよ最終戦の火ぶたが落ちました。最初はホウオウ有利に立ち回るもののミュウツーのテレポートを使ったトリッキーな攻撃でピンチに陥ってしまいます。

・ヒビキ乱入

ここで勝負が決まってしまうかと思われた最中ヒビキのルギアが乱入してきました。当然シルバーにとっては約束外の出来事、ここぞとばかりにサカキも煽ります。結局は味方に頼るんじゃないかと …まあ正直ここは言ってやってくださいって感じですね笑

・弱さの受容

しかしここでシルバーキレません。自分自身の弱さがこの状況を招いていることを受け入れたようです。そう、怒るべきは自らの弱さ。そして守るべきはプライドではなくもっと尊いもの。

・ロケット団をぶっ潰すための戦い

ここで戦いの目的をシフトチェンジ。憎き親父を倒す戦いからパシオの平和をおびやかすロケット団を潰す戦いへ! ここでロケット団の旗を映しているのがニクいですね。

・シルバー&ヒビキ

目的のために自らの意志を曲げる。サカキもシルバーのことを「大人」として少しは認めたようです。そしてここからが本当の共闘!ヒビキとシルバーがタッグを組みます。

・VSロケット団のサカキ

ホウオウとルギアが並ぶ夢の舞台。これに対するはロケット団のボス・サカキ。個人で戦うことに興味のないサカキにとって組織の名前を背負うことにはそれなりの意味があるのでしょう。

サカキはミュウツーをメガシンカさせることでさらに戦力を増強。ホウオウ・ルギアのタッグを持ってしても押し切ることができません。そうこうしているうちに時間を稼がれてしまったようです。

・追いつめられるロケット団

しかしここで水面下で動いていた味方サイドの救援が入ります。国際警察のハンサム、キリヤ、主人公が乗り込んできます。また屋敷に残っていた残党はシバとシジマによって掃討されたようです。

・狡猾な男サカキ

しかしサカキにとってはこれまでの戦いは情報収集の一環でしかなかったらしく追いつめられたとも思っていないようです。事前に用意していたケーシィのテレポートによって一瞬で戦場を離脱します。

逃げるサカキをシルバーはひきょう者とののしりますが、冷静に考えると戦況的に不利だったのはシルバー側です。ヒビキはその戦力差を理解しておりもっと強くならなくてはならないと自省します。ヒカリもそうでしたがやはり主人公組の成熟度には目を見張るものがありますね。

〇エピローグ

ともあれロケット団掃討には成功したのでひとまず基地のポケモンセンターに戻ります。サカキに逃げられたことが気がかりですが、ヒナギク博士はロケット団側もダメージを負っているのでしばらくはおとなしくしているだろうと楽観的な見解。まあヒナギク博士としては労いのつもりでしょう。

・おまえはオレのライバル

ひと段落ついたところでシルバーは離脱しようとします。ヒビキは呼び止めますがシルバーは共闘は終わりだと宣言。さらに「おまえを倒す」という戦闘宣言まで。なぜなら「おまえはオレのライバルなんだからな」とのこと。最後までツンデレたっぷりのシルバー君でした

・仲間のかたちはひとつじゃない

ヒビキはコトネとクリスに自分とシルバーは打ち解けられているか問います。それに対してクリスは「仲間のかたちはひとつじゃない。ライバルも仲間」と返します。
多様な関係性を認める…もそうですが、クリスの場合合理性が透けて見える(味方は多いほういい的な)のが逆に誠実な感じがしますね。

・次なる悪だくみ

最後にロケット団視点。次なる悪だくみの標的は…、現在開催中のホウエンイベントに繋がります。
ロケット団の狙い、そして標的のマグマ団・アクア団の未来はいかに!? というところで To Be Continued.

〇総括

全体を振り返るとマジコスを用意してもらったジョウトトリオとサカキ様がメインになるかと思いきや、マジコスでもなんでもないシルバーにこれでもかと焦点化したストーリーでしたね。運営のシルバー愛はもはや恐ろしいほどです(壁紙にシルバー映ってないのなんで?ってレベル)

多くの人に指摘されているところですが、主人公側のシルバーが個の力を主張して敵側のロケット団が数の力を主張してるのは通常の物語の論理の逆転なんですよね。ただ、シルバーの場合アンチ・集団であって、本当に孤独になりたいわけじゃないっていう非常に面倒なメンタリティなのが特徴です。

そしてヤナギの金言… 人の心はわからないから、思いやれる仲間がいることは尊い。わからなくてもわかろうと努力しろとかわからないから諦めようとならないのが素晴らしい。ポケモンコンテンツの歴史に刻まれる言葉です。

このストーリーはシルバーのための、もとい心のためのストーリー。シルバーはこれからも葛藤するでしょうがきっと正しい道を歩んでくれるはずです。ポケマス先生に敬礼しながら語りを終わります。
ご清聴ありがとうございました! (了)


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