見出し画像

アニポケHZ初回一時間SP(第1・2話)「はじまりのペンダント」感想

※画像は全てポケモン公式youtubeチャンネルからの引用となります。©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇はじめに

新シリーズ「ポケットモンスター」(以下アニポケHZ※)時間SP
第1・2話「はじまりのペンダント」

"26年ぶりの旅立ち"は私たちにどんな世界を魅せてくれるのでしょうか?

※筆者は新シリーズについて海外タイトルの「Horizons」の略称に倣って「HZ」と呼称しています。詳細はまた別の機会に。

Point1:リコ、セキエイ学園へ入学

<ポケットモンスター、縮めてポケモン。この星の不思議な不思議ないきもの>

―この世界でまた一人のトレーナーの冒険がはじまる―

カメラが映すのはリコという名の少女。「自分でもわかんない何かを知るため」にパルデア地方からカントー地方にやってきました。

早速、バスに乗ってセキエイ学園に到着 リコは303号室で寮生活を送るようです。ルームメイトの名前はアン、豪快な性格で内気なリコともすぐに打ち解けます(アローラ出身説もありましたが生粋のカントー人とのこと)。

Point2:リコとニャオハの出会い

セキエイ学園では入学が決まるとオンラインで初心者ポケモンとのマッチングをします。自分で選んだのとも違う”運命”が作用するシステムです。入学式が終わると担任からスマホロトムとポケモンが支給されます。

リコに支給されたのはくさねこポケモン・ニャオハ

リコはニャオハの可愛さに最初からメロメロですが、ニャオハはネコポケモンらしく気まぐれでマイペースな性格。すぐに勝手なところにいってしまうし、(リコ視点で)無茶なことばかりしています。「何を考えているのかわからない」、似た者同士のツギハギコンビが誕生します。

Point3:ペンダントに迫る影

リコはニャオハとの息を合わせようと頑張りますが、中々うまくいきません。祖母からもらったお守りのペンダントを身に着けるにはまだ早い…と思いながら、それでも少しずつお互いのことを理解しようと歩み寄っていきます。そんな中リコを探している人達がいるようで…?

新生活が終わり、長期休暇(GW?)に入ったころ、祖母の代理人と名乗る男がリコに接近してきます。直観で怪しさを見抜いたリコは窓から逃走… 事前情報では理屈っぽい子だと想像していましたが、ニャオハ共々相当直観タイプのようです。

リコは追っ手に見つかったものの、ニャオハがやる気なのもあって火事場の馬鹿力をみせ窮地を脱出。しかしすぐに追いつかれて再びピンチに…というところでまた男が降ってきました。この男もリコのペンダントが目当てのようです。傍からみてるとヤバい構図ですが、少女漫画にはよくある…ことなのかな?

シンメトリーの男はソウブレイズ、探検家風の男はリザードンを繰り出し戦闘を開始します。両者の実力は拮抗…その間に戦禍から逃れようとするリコとニャオハですが、流れ弾にあたって…?というところで前半(第1話)は終わり…変わらずのTo Be Continued

Point4:はじまった気がした物語

ペンダントが輝く中に現れたのはカメのようなポケモン…DLCで情報解禁された”テラパゴス”に似ています。とりあえず守ってくれましたが…そのまま落下するのを謎の男のリザードンが救出してくれました。わけのわからない展開の中でリコの物語は「はじまった」…気がした。

リコは謎の男に連れられ「ブレイブアサギ号」なる飛行船まで案内されます。飛行船にはパモやホゲータなどのパルデア含む全国のポケモンが集まって生活しているようです。そしてモリー・マードックなどから挨拶はされますが、結局なんで連れ出されたのかを聴くことはできず…。

Point5:ペンダントを巡る抗争

先ほど襲ってきた集団が飛行船に近づいてきました。モリーによると「エクスプローラーズ」と呼ばれる集団でどうやら悪評が立っているようです。フリードは「キャップ」ことキャプテンピカチュウとともに船を操舵して、嵐にぶつけて振り払おうという算段のようです。

自分がペンダントに振りまわれる物語のヒロインだと自覚したリコ。そしてその物語にポケモンを巻き込んだことに罪悪感を感じてしまっているところにアメジオが再接近。リコを質問責めにしますがリコは「わからない」と一蹴、そしてアメジオらが信用ならないことだけは「わかっている」と返答。

アメジオはペンダントにリコの存在も関わっているとし、リコも連行することを告げます。これ以上ポケモンを巻き込みたくないリコは従います…がそれをフリードが阻止。今度はキャプテンピカチュウを伴ってアメジオと抗争をはじめます。

Point6:リコの決意

キャプテンピカチュウとソウブレイズのバトル。サトシのピカチュウとはバトルスタイルが異なり、物理型のようですが並のピカチュウではないようです。ソウブレイズの一歩上をいきボルテッカーを叩きこみますがやはりポケモンを巻き込むことに抵抗があるリコは停戦を申し出ます。

しかし、ニャオハはリコに反対します。曰く、「自分の気持ちにウソをついてた」ということらしいですが…。ともあれリコはニャオハとともに戦う決意をし、「このは」を指示します。凄まじい「このは」がアメジオたちを襲い退却させますがニャオハも連れ去られてしまうところで再びのTo Be Continued(第2話 了)

〇総括

さて、新シリーズの初回でしたが…まだどういう物語か私も「わからない」というのが正直な感想です。ただ、物語の傾向として「わからない」ことを簡単に「わかる」ように解決するタイプのものではないことは察することができました。

リコという人物についての印象は、頭で考えているようにみえて体が先に反応するタイプ。サトシのようでもコハルのようでもありますが、恐らくそういう分類にあてはまらないキャラなのでしょう。

ただ、体が先に反応することで自分を危ない目に遭わせてしまう危うさを感じましたね…悪い男には気を付けて。

次回はいよいよもう一人の主人公のロイが登場するようです。リコとは対照的に自分の目的は明確なキャラのようですが、物語をどう引っ張るのか注目です。それではまた次週 ご清聴ありがとうございました!

おまけ:OP映像の感想

「ドキメキダイアリー」はやはり神曲…でもどこを冒険してるかはわからないというか飛行船の中の情景が多かったですね(クルーの紹介をしたい?)。

印象的だったのが「ドキメキダイアリー」の歌詞の重要そうなところの多くをロイのカットが占めていること。

・白い霧ばかりエブリデイ
・わからない物語にビビらないで
・いってきますを声にできたなら

物語の動力になるのは案外ロイのほうかもしれない。

最後の「ちょっとだけ大人になったかもね」がロイと切り離されたリコのカットであることを考えるとやはりこれがメッセージの重心?

リコ自身が「大人」になるとはどういうことかを思索するところが物語上の重心かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?