ガラル組が魅せた「武勇」-アニポケ新無印第124話「セミファイナルⅢ『武勇』」感想-
※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇はじめに
前回はミカルゲの「幻惑」に翻弄されたサトシ。残されたポケモン達はどんな「武勇」を見せてくれるのでしょうか?
〇いざ中盤戦へ
前回ミカルゲによってピカチュウを「みちずれ」にされたサトシ。 手持ちの数は3VS4で不利な状況 。ゴウとホップ、ロケット団、チャンピオンズ、研究所の仲間たちが固唾を呑んで戦況を見守る中、サトシは深呼吸。自分のペースを見失わない熟練度をみせます。
〇竜の武勇
仕切り直しの中盤戦はガブリアスVSウオノラゴンからスタート! ガブリアスはウオノラゴンの直線的な攻撃をよけながら「ステルスロック」を展開。エースでありながら起点作成もこなすシロナの相棒らしい器用さを見せつけます。そして仕事が終わったら即時交代、ロズレイドを繰り出します。
交代されたロズレイドはゲンガーに負わされたはずのやけど状態を「しぜんかいふく」によって治癒。サイクル戦することを最初から見越していたような動き方です。しかし絡め手にもまっすぐ力押しするのがウオノラゴンの戦い方。「どくづき」などで苦しみながらも「ドラゴンダイブ」で倒し切ります。
消耗しているウオノラゴンをサトシは戻そうとしますが、ウオノラゴンは拒否。最後までやりきる気持ちのようです。(ステロを本能的に警戒したのかも?)
対するシロナは優雅なる水の精ミロカロスをフィールドへ。ミロカロスはアイリス戦でもみせたドラゴンキラーの「チャームボイス」を繰り出します。
「ドラゴンダイブ」で突っ込むウオノラゴンですが「チャームボイス」に怯んでいる隙に絡めとられ、「アイアンヘッド」でトドメを刺されます。
しかしウオノラゴンも「エラがみ」で応戦し大きなダメージを与えました。もはや「蛮勇」ともとれそうながむしゃらで「武勇」を勝ち取ったのです。
〇騎士の武勇
ウオノラゴンの「武勇」に続くのはネギガナイト!しかしいきなりステロダメージが! しかしサトシはここで奇策を思いつきます。盾の「ぶんまわす」によって設置されたステルスロックを全て破壊! かつて「どくびし」をゴウカザルの「フレアドライブ」で焼き切ったことを想い出しますね。
勢いにのったネギガナイトはミロカロスの攻撃をいなしながら、着実にダメージを与えます。そしてウオノラゴンを苦しめた「チャームボイス」を耐えきり「スターアサルト」一閃で勝利! 流れを一気に引き戻します。
再びガブリアス降臨 !「スケイルショット」をかいくぐり「れんぞくぎり」をヒットさせ「ドラゴンクロー」を「みきり」でかわすネギガナイト。
最後は「りゅうせいぐん」と「スターアサルト」の一騎打ちに! …倒れたのは、いやかつてのエンペルトの立ち往生で騎士の「武勇」をみせたのはネギガナイト!
〇波導の武勇
・ルカエスの絆ここに
シロナはガブリアス継続かと思われましたがここでトゲキッスに交代。サトシは最後の手持ちのルカリオを繰り出します。これにゴウのエースバーンが呼応! クレジットにあるようにルカリオの相方といえばエースバーン!(もう少し話の積み重ねがあれば最高だった…)
・せいしんりょく
相方の声に応えルカリオは新技の「バレットパンチ」でトゲキッスを圧倒!(ゴウカザルが呼応してるのも熱い!) シロナは「エアスラッシュ」で動きを止めようとしますが、ルカリオの特性は「せいしんりょく」なので怯みません。これを見てシロナはトゲキッスをボールに戻しますが…?
〇そびえよ!白き翼
シロナはなんとダイマックス権をトゲキッスに切ってきました。ダイマックスとトゲキッスの相性がいいことは原作勢なら知っての通り。予想外の戦術の連続にサトシはどう向き合うのか! というところでTo Be Continued…
〇総括
先週の「幻惑」ぶりに比べるとガチンコ勝負が観られた「武勇」でした。ですがシロナが徹底した戦略性は緩むことなく順当にボルテージが上がった試合内容でした。
今回は特にガラル組のウオノラゴンとネギガナイトが活躍したのがよかったですね。ガラル組は小回りが効かず近接メインなこともあって、サトシの得意な戦術と噛み合いにくいのが難点でしたがそれらを「武勇」で押し切ったのはベターな演出だったと思います。
「ステルスロック」を「ぶんまわす」で消したり、立ち往生の演出などはシンオウリーグを彷彿とさせるものでマスターズトーナメントならではの魅力が出ていたと思います。
一方でメガシンカではなくダイマックスを使ったのは、原作意識が強い新無印らしさも同時に押し出しています。
さて、シロナ戦も残るところあと一回。ダイマックス権をトゲキッスに切り有利展開を押し付けるシロナにサトシは対応できるのか。 メガルカリオの巨大波導弾はまだ見たことがないのでそれにも期待ですね! それではまた来週の放送で。
ご清聴ありがとうございました (了)