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【アニポケ雑談】物語は誰のもの?

あまりの猛暑に梅雨が恋しい雑談🥵

先日放送されたアニポケHZ第57話において、オレンジアカデミーの歴史教師のレホールが登場した。クラベル校長から紹介を受けて、テラパゴス及びラクアについての情報を提供してもらう目的でリコロイドット&フリードと対面することとなる。

結果から言えば、レホール曰く「マニアックな歴史書」にラクアについての記述があったとのこと。パルデアより遥か遠くにある桃色に輝くポケモンの楽園。冒険者ルシアスがテラパゴスらと共に到達した場所は密かに語り継がれていたらしい。

ポケットモンスター(2023) EP57「わたしの知らないテラパゴス」

情報としては少々物足りない気もするが、フリードが先日入手した「ラクリウム」についての情報と符合する点があったり「ラクア≠エリアゼロ」(確定かは断言できない)が推察されたりと確実に真相に迫っている予感がある。

ただ、個人的にはそれ以上に歴史学者レホールの「物語」についての言及に興味を惹かれた。

こめこめくらぶにとっての大テーマは「ポケモンの物語」だ。ポケモンが生み出す物語への関心が発信活動の動機となっている。ポケモンそのものに対する興味も勿論持っているが、ポケモンを通して「物語」の本質を理解したいという想いが根底にあるのだ。


「物語」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。子どもの時に読み聞かされた絵本、ハラハラする少年漫画、ドキドキした映画、難解なミステリー、どこかの誰かの武勇伝…そのどれもが「物語」と称される資格がある。

レホールが言及したように歴史(history)もまた物語(story)。壮大でなくても荒唐無稽でなくとも構わない。一本の糸を紡ぐように連続する道があればそれは後に「物語」として語られるだろう。

レホール:過去とは歴史とは今に繋がる物語。先人達が積み重ねた時間が我々の生きる今へと繋がっている。

ポケットモンスター(2023) EP57「わたしの知らないテラパゴス」

我々は過去を知ることで今へと至る道を知る。そしてそれは「物語」という形をとって受け継がれる。物語は誰かに所有されないー歴史が誰かに所有されないようにー。聞き手は次の語り手となって物語を受け継いでいく。

ルシアスの冒険譚が今のリコロイドットを突き動かすように、彼らの冒険もまた誰かの物語の序章となるのかもしれない。その本の名前は「スカーレットブック」もとい「ドキメキダイアリー」だったりして…To Be Continued.



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