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新無印第116話「チャンピオンの誇り!ワタルVSカルネ!!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇概要

マスターズトーナメント2戦目ワタルVSカルネ!
タイプも戦術も対照的なチャンピオンの戦いは見ごたえがありました。細かいファンサービスも光る丁寧で重厚な回でしたね!

〇試合前の様子

・控室のマスターズ8

試合が終わったダンデ・アランも含めたマスターズ8が控室で試合を見守ります。アランが即時帰宅しなくて一安心。最上位の戦いをちゃんと理解できるのは最上位だけでしょうから解説役としても需要があります。

・チャンピオンを引き寄せるサトシ

一方観客席組。
ゴウ「サトシは二人と知り合いなのか?」
サトシ「ああ。カルネさんとは一度バトルもね。」
ホップ「すごいな。兄貴からも気に入られてるし、サトシってチャンピオンを引き寄せるなにかをもってるんだな」
しっかり主人公補正を確認していきます(笑)

〇チャンピオンの誇り

いよいよ試合!…の前に名乗りを上げるワタルとそれに応えるカルネ。
そう、これはチャンピオン同士の試合。己の誇りのみならず地方の誇りを背負って戦うのです。

・ワタルの名乗り

「カントーのトレーナーたちよ。ジョウトのトレーナーたちよ。俺のバトルを見届けてくれ!」
カントーからは無印のライバルヒロシが相棒レオンとともに登場!
ジョウトからは番外編「ライコウ雷の伝説」からケンタ・マリナ・ジュンイチが登場!
アニポケマニア検定ですねこれは(笑)

・カルネの名乗り

対するカルネの名乗り。
「私たちを繋ぐのはポケモンたち!」
「カロスのトレーナーたちの夢と期待を背負ってここに立っているのですもの」
カロスからはショータ、サナ、ティエルノ、トロバが登場!
声出しこそないもののアニポケの歴史を感じられるナイスな演出です。

〇カイリューVSアマルルガ

名乗りを終えて満を持してバトルスタート!
ワタルはカイリュー、カルネはアマルルガを繰り出します。
アマルルガが「ひかりのかべ」で防御を固めようとしたところ、カイリューはいきなり「はかいこうせん」!
カルネの「技」に対してワタルは真っ向勝負の「力」で押します。

・壁戦術

「はかいこうせん」を軽減して受けたアマルルガ。カルネはさらに「リフレクター」を指示。「リフレクター」と「ひかりのかべ」のエフェクトが重なり「オーロラみたい」と感動するアイリス。
これは原作でアマルルガが得意とする「ゆきふらし」からの「オーロラベール」コンボの暗喩ですね。

控室ではマスターズ8がカルネの壁戦術を議論しています。
ダイゴが二重壁で守りを固めたことを評価。
アランは時間経過で効果が薄れる欠点を指摘。
シロナはワタルへのプレッシャーをかけていると戦術の意図を推察。
ダンデはワタルが壁戦術で止まらない男だと主張。
選手ごとに考えが違うのは面白いですね。

・壁を打ち破るパワー

続けて技の打ち合いに!
カイリューは「たつまき」、アマルルガは「いわなだれ」を放ちます。壁の影響でカイリュー側が不利に見えますが…
ワタル「たとえ壁があっても俺たちはそれ以上のパワーをぶつけるだけだ!」
いわなだれを受けつつ技のパワーでカイリューが打ち勝ちました!

〇ギャラドスVSパンプジン

ここで両者新しいポケモンをフィールドへ。カルネはパンプジン、ワタルはギャラドスを繰り出します。
ここでロケット団がカロス時代の仲間だったパンプジンに反応!一気にカルネ応援に傾くのは情が深いムサシらしいですね。

・ハロウィン戦法

最初にパンプジンが繰り出した技は「ハロウィン」!
相手にゴーストタイプを付与するパンプジン系統の専用技です。ゴースト技の通りをよくするために使われる技ですがかなりギミックによったマイナー技です 。(技の効果を理解しているホップは流石に勉強家ですね)

ワタルは「ひかりのかべ」が切れるタイミングで特殊技である「りゅうのはどう」で攻め込もうとしますが、パンプジンは「かげうち」や「ゴーストダイブ」などのゴースト技を巧みに使って攻撃!「ハロウィン」の影響も大きくパンプジンが勝利します。

〇サザンドラVSパンプジン

続いてワタルが繰り出したのはイッシュドラゴンサザンドラ!得意なタイプのポケモンとあってかカルネは余裕の表情。
しかし、この対面はサザンドラが「あくのはどう」でパンプジンを怯ませて連続攻撃で一瞬で沈めます。ギャラドスの攻撃で体力を削っていたのも影響したようです。

「やったぞ、ギャラドス。この勝負お前のバトルあればこそだ」
既に戦闘不能のギャラドスに労いの言葉をかけるあたりワタルのトレーナー道が垣間見えます。
一方、カルネ…ではなくムサシはパンプジンが負けてかなりショックの様子 ムサシのポケモン愛を久しぶりに見ることができて嬉しいです( ;∀;)

〇サザンドラVSメガサーナイト

カルネは切り札のサーナイトを繰り出すといきなりメガシンカ!
チャンピオン同志のバトルでは出し惜しみなしのようです。サザンドラも「ラスターカノン」など懸命に技を撃ち合いますが流石にタイプ相性を覆すことができず「ムーンフォース」を喰らって戦闘不能に…。

〇カイリューVSメガサーナイト

いよいよ最終決戦!ワタルは一戦目に繰り出したカイリューを再びフィールドへ。PVではギャラドスがエースとして推されていましたが、やはりワタルといえばカイリュー。最終戦を戦うポケモンにふさわしい風格を感じます。

・カイリューダイマックス

ここでワタルはカイリューをダイマックス!
ワタル「カイリューの体力はダイマックスによってその限界を超越する!」 アマルルガ戦で削られた体力をダイマックスで補おうとする作戦。
カントー・ジョウトチャンピオンながらダイマックスの仕様を熟知しているようです。

巨大化したカイリューにアイリスは大興奮!(アイリスはなんのギミックを使うのでしょうか?)
アランはダイマックスが時限式のギミックであることに触れ長期戦は難しいと予測。カロス出身としてやはり最強のギミックはメガシンカだと信じているのでしょうか。

ダイマックスカイリューはダイアイスを繰り出し、天候をあられ状態に! 自分もあられダメージを受けますがサーナイトに削りをいれることを優先した力業です。ワタルがカイリューの体力を信じているからこその芸当とカルネも感心します。

・耐え忍ぶダイマックス

カイリューは続けてダイアタック・ダイドラグーンなどでメガサーナイトの攻撃を凌いでいきます。
サトシ「ワタルさんはダイマックスで耐えきって元に戻った瞬間に勝負をかけるつもりなんだ!」
ダイマックスを防御的に使うのがワタルの作戦だったようです。

・決着

サトシの予想通りカイリューのダイマックスが解けた瞬間にワタルは決め技「はかいこうせん」を指示!
しかしこれにカルネは特技のアイコンタクトで一瞬でサーナイトに回避を指示、「ムーンフォース」で反撃! 流石に耐えられずカイリューダウン。
勝者はカロスチャンピオンカルネ!

〇戦いが終わり次の戦いへ

戦いが終わりワタルとカルネが互いに健闘を称えます。
ワタルは「翻弄されたよ」と素直に負けを認めていました。
カルネは余裕の表情で「楽しい時間でした」と返したところをみるとやはりワタルにとって苦しいバトルであったことが伺えます。

控室に戻ってダイゴとダンデの会話。
ダイゴ「カルネさんは底が見えない。ポケモンによってバトルが変わる」
ダンデ「そこは演技だろ」 と小粋なブリティッシュジョークをかましつつ、ダンデはカルネを次の対戦相手としてターゲットしたようです。

試合が終わったカルネにドドンZがヒーローインタビュー。カロスのトレーナーにしっかり感謝を伝えてチャンピオンとしての務めを真っ当するカルネ。
しかしムサシにとってはパンプジンをメインに据えなかったことが納得いかなかったようで次はパンプジンでフィニッシュしろ!とお願い(?)

・そして次の戦いへ

サトシが観客席を離れ裏手に。試合を終えたワタルと出会います。
「俺の挑戦はここまでだ。しっかりな。」
チャンピオン同士のバトルの重みが感じられる言葉です。

続いて次の試合に向かうアイリス。大舞台でのバトルにアイリスも緊張と興奮が冷めやらぬ様子。サトシも「思いっきりいけ!」と発破をかけます。
ワタルと比べるとフレッシュでそこまで深刻な重みは感じません。チャンピオンでありながらチャレンジャーなのがワタルらとの違いですね。

シロナとアイリスがフィールドに入ります。
お互いの先鋒はトリトドンとドリュウズ!
BWでのアイリスの一番の相棒であるドリュウズは今でもアイリスの戦力のようです。
激戦の火ぶたが今切って落とされようとするところで
To Be Continued…

〇総括

「力のワタル」と「技のカルネ」で対比的に描かれた両者の対決。タイプ相性だけではなく戦術相性もカルネ有利に傾いていた印象です。
ワタルのポケモンは変化技が一つもなく、いわゆる「フルアタ」構築でギミックに対して弱いのをパワーで押し切ろうとしましたがカルネがそれを許しませんでした。

試合の内容としては高レベルでしたが、一貫して試合をコントロールしているのがカルネなのでワタルを応援してる身からすると息苦しさを感じたのが正直な感想です。「はかいこうせん」でぶっ飛ばすところがみたかった…。

ただし、カルネ視点にたてばかなりロジカルで面白い内容だったと思います。壁戦術の強みをチャンピオン談義で解説してるのも良かったですし、パンプジンのような目立ちにくいポケモンにスポットがあたって活躍したのも素晴らしいです。(ムサシのポケモン愛を見れたのも最高でしたね)

他にも細かいファンサービスが光っていましたね。個人的にはヒロシが映ったのは衝撃でした。サイドストーリーを除くと無印以降全く登場していないキャラを見れたのは素直に嬉しかったです。
ただ、先週のマノンから声なしなのが少し気がかり… まさかデントもこの扱いになるんじゃないかと一抹の不安が…。

いずれにせよ一話分の尺があれば十分面白いバトルが見れることがわかってホッとしています。
次の試合は若きチャンピオンアイリスとベテランチャンピオンシロナ。アイリスにとっては憧れの人とバトルになるのでフレッシュなバトルを楽しみにしたいですね。
ご清聴ありがとうございました! (了)



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