SMスクール組 キャラ・手持ち語りシリーズ スイレン編
※画像は「ポケットモンスターサン&ムーン」及び「ポケットモンスター」からの引用となります。
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〇はじめに
マシュマロにてリクエストいただいたキャラ・手持ち語りシリーズ!本シリーズではトレーナーとポケモンの手持ちのつながりに注目して語ります。
2回目は毒舌の人魚姫(?)スイレンとアシマリ→オシャマリ→アシレーヌ、ナギサ(イーブイ)!
〇スイレンの概要
スイレンはスクール組の一人でメレメレ島で暮らしています。(原作ではアーカラ島のキャプテン) 家族構成は父、母、ホウ・スイの双子姉妹の5人家族で特に妹のホウスイの姉としての側面が目立つことが多いです。
〇スイレンのパーソナリティ
おそらくスクール組でパーソナリティを語るのが一番難しいのはスイレンでしょう。水のように捉えどころがなく自由な性格をしているスイレンを短い言葉で説明することはできません。
しかし、それでもスイレンを形作るなにかをこの語りでつかみたいと思います。
手がかりとなるフレーズがあるので見てみましょう。
「二人(スイレンとアシマリ)の夢はバルーンのようにさらにさらに膨らむのであった」
スイレンの夢は0から1ではなく、1から100にする夢。SMシリーズでスイレンの本質は変容せず、元々もっていたものを膨らませたのです。
さらに夢を深堀すると「バルーンで世界中の海をまわる」、「Z技を習得する」、「マナフィの魚拓をとる」…。
他のスクール組とは異なりなにかに「なる」ものではなく何かを「する」ことが夢になっています。スイレンは自分が何かを「する」ことに重点を置いているように見えます。
備考として、スイレンが「する」ことを重要視するパーソナリティを形成するにいたった原因として父譲りである主語と述語をひっくり返す口癖も影響しているかもしれません。「〇〇する」と初めに宣言することで、自分の行動を規定する…なんて可能性もあるかもしれません。
関連してスイレンは自立心が強くストイックな一面があります。これにはスイレンがホウスイの姉であることが影響しているのかもしれません。71話でシズクモの住処を探そうといったサトシに「自分のお城は自分で見つけなきゃ!王様になるなら!」いったところにスイレンの個性が表れています。
〇スイレンと手持ちの関係
先述した自立心の強さからか、スイレンのエピソードは手持ちとスイレンがそれぞれに成長している印象です。マオ・マーマネ・リーリエとは好対照でポケモンに引っ張られるというよりはスイレンがポケモンを引っ張っていく印象が強いです。
・スイレンとアシマリ・オシャマリ・アシレーヌ
アシマリはスカル団にいじめられていたところをスイレンに助けられました。スイレンは人間を嫌いになってほしくないという思いからゲットへと至ります。
面倒見のいい性格でツッコミ役に回ることが多いですが、スイレンのウソにツッコむことはありません。
アシマリはそこまでバトル能力に優れているわけではなく、Z技の習得などには苦労している様子がみられます。ただ追い込まれると肝が据わり一気に成長していくタイプのようです。スイレンはそんなアシマリの背中を押しています。
106話でオシャマリに120話でアシレーヌに進化するとかなり頼もしくなります。(中間進化特有の期間の短さは置いといて…)
ただ、アシマリ時代に見られたコミカルな一面などはほとんど失われてしまったのは残念ですね…。進化によってスイレンのために行動するという行動原理が順当に強化した印象です。
・スイレンとナギサ(イーブイ)
ミニコーナー「イーブイどこ行くの?」で描写された通りやんちゃな性格で人(ポケ)なつっこいですが周りが見えてないことが多いです。
スイレンは海が大好きなことを理由に「ナギサ」と名付けてゲットされました。(99)
ナギサはホウスイのような世話をする対象でゲットされてからもそこまで大きな変化が見られませんでした。スイレンはイリマのような進化させないポリシーを持っているわけではなかったので、単純にその機会がなかったとみるべきでしょうか。ナギサ周りは新無印の動向などもみる必要がありそうです。
〇スイレンとスクール組の関係
ここまではスイレン一人に絞った話ですがスクール組との関係について注目してみます。
スイレンと特に深い関係を持っているのはマオとサトシで主役回はこの二人と一緒に行動することが多いです。(もちろん女子組として行動することもありますが今回は省略)
・サトシとの関係
釣り回ではサトシとデュオになります。スイレンのライフワークをともにする仲であり憎からず想っている様子も見られます。女子組の中ではバトル志向のため気が合う部分もあるのかも。
「アローラの親子」や「最強チャンピオンサトシ!」など重要なキーワードを言うことも多いです。
・マオとの関係
スクール組の中でも幼馴染ということで濃い関係が描かれています。普段はスイレンのウソをマオがたしなめたり、スイレンの特訓にマオが差し入れしたりとマオがスイレンのフォローをしているように見えますが、有事のときにはこの関係が逆転します。
マオは普段はしっかり者ですが問題を内に抱えることが多く、追いつめられると弱気になってしまいます。(詳しくはマオを語るときに)
そんなマオをスイレンはなだめたり説得したり芯の部分でフォローしています。マオとの関係性の中でスイレンの自立性が強いパーソナリティはより浮彫になっています。
〇総括
まとめるとスイレンは自立心が強くストイックでポケモンも友達のこともしっかりと支える海のような度量があるキャラクターです。
今回語ったこと以外にも運動神経がよかったり、筋肉が好きだったり、闇属性があったりいろいろありますが、その根底にあるのはこういうことだと思います。
うまく纏められたかわかりませんがひとまずこれで〆ます。
スイレンは捉えどころがない…というよりは超然としたスケールの大きな女の子。その魅力を少しでも伝えられていれば幸いです。
ご清聴ありがとうございました
(了)
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