新無印第105話「イーブイとニンフィア!出会いと再会!!」感想
※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
〇概要
今回はコハルのブイズ巡りの総決算…でありながらサプライズのセレナ登場回でしたね!
セレナの人気はアニポケ史上でも類をみません。ですが、今回はセレナに引っ張られすぎることなくコハル回として進行されたのが良かったですね。
〇「迷ってるならまずは動いてみる」
今回のキーワードは「迷ってるならまずは動いてみる」
コハルとイーブイのストーリーの軸は「迷い」です。セレナはそんなコハルたちの背中を押す役割でした。
そしてそれは自分が仲間からされてきたことだと。ミクリカップの話もありましたが、ハルカとヒカリの邂逅のオマージュ回と言えるでしょう。
〇コハルの歩み
コハルはイーブイのこれまでのブイズとの出会いをコンテストの舞台でパフォーマンスとして昇華しました。
最初はこのような舞台から自分を遠ざけてきたコハルがイーブイとともに自ら輝く道を進んだ。それは親であるサクラギ所長の様子からもわかる通り勇気のいる行動であり、今までの殻を破る行為でした。
〇セレナがコハルに送った言葉の数々
「無駄なことなんて何もない」
「一人でなんでもできるわけじゃない」
「支えてくれるポケモンがいるからがんばれる」
これらはサトシたちとの旅の経験をもとに生まれた言葉であり、コハルがその歴史上に位置することを意味します。
〇ブイズ巡りの総決算
最後のナレーションからコハルの夢はパフォーマーに決まったわけではなく、まだこれからのようです。
今回の話でコハルは前に進むことを迷わなくなるでしょう。迷ったらまず動く、そうやってアニポケの歴史は紡がれてきました。ブイズ巡りの総決算としてやるべきことをやった回といえます。
〇ミクリ再登場
さて、大筋はこんなところで他の部分も見ていきましょう。
最も目立っていたのはミクリ・ルチアのパフォーマンスコンビ! 特にミクリのキャラには面くらいました(笑)
ミクリカップの時にはコンテストマスターとして威厳をもっていたような…。サトシが同格に上がってきたからムキになったのでしょうか?
〇ルチア初登場
そして初登場のルチアもかなり強烈なキャラでした。
セレナが背中を押すタイプとすれば、ルチアは問答無用に引き込むタイプですね。パフォーマーの実力はセレナと伯仲しているようですが、ライバルではなく一緒にユニットを組もうとするあたり異次元のアグレッシブさがありますね。
・「トップ」であること
ミクリ・ルチアコンビに共通しているのは問答無用のパワータイプというだけでなく「トップ」であることですね。
トップであることに誇りを持ち周囲を巻き込むことも厭わない。ミクリはサトシにバトルを挑み、ルチアは新人を発掘する。その強引さもトップとして輝くもののパワーを感じさせるものでした。
〇サトシについて
ミクリの口からダイゴの名がでてマスターズ8に各地方のチャンピオンが集まる可能性が高まりました。(サトシはアローラチャンピオン)(注)
今回はチャンピオン級のミクリを打ち倒し、「いい練習になりました」と余裕の貫禄 今後サトシはチャンピオンとして戦うことになります。
(注)この記事を書いた時点ではマスターズ8の詳細が明らかになっていませんでした
〇セレナとの再会
尺は少なかったけれど、個人的には十分でした。変に湿っぽくなくさわやかなやり取りでした。
「サトシが最強を目指すなら私も最強を目指すよ」という言葉とラストの見送りに若干の「重さ」を感じましたが(笑)
今回のサトシとセレナは前を歩くコハルの道標の役割を全うしていましたね。
〇総括
放送前はあまりにも情報が錯綜として、尺的な問題もあり楽しめるか少し不安でしたが、ちゃんとコハル回をやりきったのはよかったですね
今後もセレナが出てくるかはわかりませんが、ダンデ戦にはこれまでの旅の仲間が応援にきてくれると熱いのでそれに期待したいですね!
(了)