【雑談】かわいいの価値ってなんだろう?
暑すぎて海にも山にも行きたくない雑談☀
皆さんは「ポケピース」をご存じだろうか?とあるシェアハウスを舞台にしたポケモン達の”ピース”なくらしをのぞく…というコンセプトのポケモン公式企画のコンテンツのことだ。
主な登場キャラはピチュー、ピカチュウ、ポッチャマ、ヒバニー、モクロー、ニャスパー、マホミルなどなど。デフォルメタッチなポケモン達はみな可愛らしさが際立っている。
最近は #ポケピーストーリー と題してマンガ・イラストの供給が活発になっている。ニャスパーなど他メディアではあまり見ないポケモンにもフォーカスが当たっており個人的にホットなコンテンツだ。
さて、話は変わるが現在のアニポケのマスコットといえばホゲータの名前がまず挙がるだろう。最新話の第60話はそんなホゲータがメインの回だった。
はじめての雪山にはしゃぎながらも絆を確かめ合うロイとホゲータ。一方で、周囲の仲間が進化する中でホゲータだけがそのままなことが浮き彫りになっていた。
ロイとホゲータが焦る様子もないのでこれがストーリーのフックになっているかは微妙だが、そろそろホゲータも次のステップに移ろうとしているのは視聴者的には察せられるところだ。
世間のホゲータファンの反応を見ると、進化を待ち望む声もありつつもやはりホゲータの姿のままであってほしい声が大きいように見受けられる。
これは完全に個人的な所感だけれども、パルデア御三家の中でもホゲータはアニメで人気を獲得したポケモンのように思える。過去シリーズでいえばポッチャマやモクローなどが担ってきたポジションだ(奇しくも共にポケピースメンバーに選ばれている)。
さらに重要なこととして、この二匹は「かわらずのいし」を持たされているという共通点がある。「かわらずのいし」を持たされているポケモンはレベルアップなどによる進化が抑制される。いわば、強烈な「進化拒否」のメッセージ性を含んだ持ち物だ。…モクローは特に意思を持たずに飲み込んだようだけど。
アニポケにおける進化拒否の理由には様々なものがあるが、それが物語上の都合だけで済まされるものではないことは往年のアニポケファンであれば薄々察しているところだ。
一般に進化していないポケモンは「かわいい」。現実でも子猫や子犬がチヤホヤされている様は随所に溢れている。別にこれは今にはじまったことではなく、きっと大昔からそういうものを我々は愛でてきたのだ。
ゲーム上の都合でいえばポケモンは進化させた方が強くなる(ことが多い)のでストーリー上では特別な縛りがない限り進化させるだろう。一方でキャラクタービジネスの都合としては進化させない方がいいこともある。適材適所と見るか、縛りが多いと見るかはあなた次第。
様々な都合はあるけれども、HZシリーズにおいてはこれまでとは異なった哲学で演出が行われているようだ。
「かわいさ」は魅力の一つではあるけれども魅力はそれだけではない。アニポケ制作陣の手腕に期待しよう…To Be Continued