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新無印第110話「裏切りのバトルロイヤル!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇概要

今回はトライアル・ミッション回ということでゴウとトキオがバトルロイヤルに挑戦するお話 …。
といってもアローラとは無関係でしたが(笑)
しかしバトルロイヤルといったら談合・裏切りが常道。
ゴウとトキオはこの困難をどうやって乗り越えていくのでしょうか。

〇舞台・状況説明

トライアル・ミッションの舞台はホウエン地方シーキンセツ―ORASの原作では曰くつきの廃墟。
今回のミッションはサトシのヘルプ無しでゴウ一人の挑戦。ミッションのお題はサバイバル。パートナーポケモンと共に他のチャレンジャーとポケモンバトルをして勝ち残ることがクリア条件です。

〇チーム結成

ゴウはインテレオンをパートナーに選び、早速戦闘開始!
マッドショットやアクアブレイクなど強力な技を駆使して次々と撃破していきます。
そんな中前回のトライアル・ミッションで再会したトキオと相まみえます。気心の知れた中ということで二人はチームを組むことで合意しました。

一方チームを組んだのはゴウとトキオだけではありません。他のチャレンジャーも生き残るために即席のチームを組んでいきます。アサヒによればチーム戦の有用性に気づくのもミッションの内のようです。
特に今回の話で焦点化されたのはレパルダス使いのライラとクワガノン使いのシュンヤのチームです。

〇チームバトル

そんな中ゴウ・トキオチームにダーテング・ジュペッタのホウエンポケモン使いのコンビが挑んできます。先走ってしまうゴウにトキオはストップをかけます。
「ゴウ、バラバラじゃだめだ」
フリーザー戦のことを思い出し、ゴウはトキオのサーナイトのサポートを活用しながら攻めていきます。

〇ハプニング(意図的)発生

ホウエンコンビを退けたゴウとトキオですが、次にポケモンのトラップが発動します。これはアサヒによる仕込みで、サトシは驚きますがこれもチェイサーの資質を確かめるために必要なものだそうです(ブラック会社の面接感が否めないですが…)

〇トキオの胸中

トキオの機転により隠し部屋で難を逃れるゴウ・トキオチーム。トキオはスマホロトムに映し出された地図を一瞬で頭にいれていたようです。
しかし、トキオはここでバトルしたくないことを打ち明けます。
「僕たちはみんなミュウを探し求める仲間だよね。みんなで協力するんじゃだめなの?」

〇裏切り作戦

さて、そんな中女性の悲鳴が!
近づいてみると、レパルダス使いのライラをクワガノン使いのシュンヤが襲っている構図。
ライラによればチームを組んでいたシュンヤに裏切られたとのこと ゴウは疑いますが、トキオはライラを信じ助けようとします。
が、これは罠でした

トキオのサーナイトは不意打ちをくらい動けなくなってしまい、ゴウのインテレオンとクワガノン・レパルダスの一対二の構図になってしまいます。
しかし、この逆境にも屈せずゴウとインテレオンはなんとか粘りつづけます。

しかし、とうとうクワガノンの「いとをはく」に捕まりレパルダスの「あくのはどう」も喰らい、もうだめかと思われたところ―。
トキオのサーナイトが復帰し「あやしいひかり」で相手二体を混乱させ、その隙にインテレオンが一気呵成に攻め込み戦闘不能に追い込みました。

〇最終決戦

ライラ・シュンヤチームを打ち破り、無事クリアかと思われましたがクリアするのは一名のみということで最終決戦を迫られるゴウとトキオ。
トキオは先にも言っていたようにバトルすることが本意ではないため、ゴウに勝ちを譲ろうとします―
が、ゴウはそれを受け入れませんでした。

そしてはじまる最終決戦!
両者とも消耗しているためギリギリの戦いです。しかし、最終的にはトキオのサーナイトの「あやしいひかり」「ムーンフォース」のコンボが決まりトキオがこのバトルロイヤルの勝者となりました。

〇クライマックスへ

トークン3個がトキオに送られますが、2位・3位にもそれぞれトークンが送られました。そして別会場のツルギからチェイサー選定の期限が近いことが明かされます。
トライアルミッションの終わりが近づき、ゴウは自分がまだ全体の7位であることに焦りをみせ、
To Be Continued…

〇総括

さて、総括ですが全体を通してなかなか辛い・苦い・しぶい・すっぱいお話だったのではないでしょうか?
もちろんゴウにもトークンが送られましたし、チームバトルの心得を再確認するなど前進しているのは間違いないですが、ゴウの焦燥感にクローズアップされた話作りになっていると思いました。

トキオがバトルを好まないのは前回のトライアルミッションから明らかだったのですが、そのバックボーンは特に語られませんでしたね。シンプルに同志と戦う積極的な意味を見いだせていないというところでしょうか。

ゴウのトキオへの説得で「夢をゲットするチャンスは絶対に逃してはいけない」というのはシリーズ始まってから一貫したスタンスです。
今回改めてゴウの主人公らしい部分がみれてよかったと思うと同時に、チームバトルの心得以上に得られたものの少なさが最後の焦燥感に繋がっているように見えました。

チェイサーになるために必要な資質。誰もが完全ではありませんし特性があります。その特性を生かすも殺すも自分次第。ゴウには省察が必要なのかもしれません。
さらなる進展に期待して今回の感想はゆるりと終わります
(了)

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