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【雑談】見果てぬ欲望を見つめ直す

早く正月気分を抜きたい…と思いながら今日も餅を食らう雑談🎍

2025年の幕開け、ポケモン界隈で一番最初に動いたのはなんとサカキ様だった。ポケマス広報のカナちゃんの年明けカウントダウンの直後に「マジコスサカキ(アナザー)&アクジキング」が実装された。

ポケマスのサカキといえば2021ー2023年にかけて悪の組織編の首謀者として暗躍した人物であり、最終的には主人公・キリヤ・リッカの前から逃走…したかと思えばそのままサロンに居つくという謎の悪のカリスマである。

悪の組織編が終わってしばらくは息を潜めていたがここにきて二着目のマジコスの実装…シロナなど複数衣装を貰うキャラは他にもいるが、強面の壮年男性キャラがここまでの待遇を受けるのは流石に破格の扱いだろう。

さて、そんな新衣装を携えたサカキの悪だくみは何かというと…「他組織のアジトをアクジキングに喰わせる」ことだった。目的は他組織の弱体化及び悪の組織編で足を引っ張ったことの報復…というのはキリヤの推察。

ポケモンマスターズEX 「悪食のターゲット」

この後すぐにドロンした辺りそこまで大事にするつもりはなかったようだが、本エピソードではサカキの信条の中核をなす”欲望”が語られる。

サカキ:「正義」と「悪」、それはどちらも同じだ。ロケット団への怒り正義が膨れあがるのと同じように、ロケット団という悪も増幅していく

それぞれが対抗するためより強く……より大きく!正義も悪も満たされてなお渇いていく!人の欲はつきることがない……目に映るすべてを喰らおうとするアクジキングのようにな……!

いずれパシオもロケット団がすべて飲みこむことになるだろう

ポケモンマスターズEX 「悪食のターゲット」

ロケット団の最終的な目標は"金儲け"にある。少なくともパシオにいるロケット団員をまとめ上げる教示としてはそれが第一に掲げられている。

ポケモンマスターズEX サカキ(アナザー)&ペルシアン実装イベント

すなわちサカキの言う"欲望"とは”金銭欲”に言い換えられる…と断言できるかは怪しいところもある。結局金は何かに使うための物であり手段にすぎない。全てを征服する為のを欲しているとも解釈できる。

さて、そんな渇いた欲望を抱えたサカキの新たな相棒はアクジキング。ウルトラビーストという異世界に棲むポケモンの一種だ。コードネームは「UB05 GLUTTONY*」。

※Glutonny(名詞)…大食・暴飲の意(weblio英和辞典より)

No.0799 アクジキング

やまをくらいけずりビルをのみこむすがたがほうこくされた。ウルトラビーストのいっしゅ。『ポケットモンスター サン』図鑑説明

きけんせいぶつビーストのいっしゅ。つねになにかをくらっているようだがなぜかフンはみはっけん。『ポケットモンスター ムーン』図鑑説明

 

アクジキングはまさに"食欲"の化身。満たされない食欲はすべてを飲みこんでいく…。ただし、それが人間と同じような欲望なのかは分からない。フンが未発見ということからも普通の意味での食事ではない可能性も示唆されている。

食欲といえば、カビゴンにはじまりモルペコなど他にも似たポジションのポケモンはいる。ただし、アクジキングには他の食いしん坊ポケモンとは異なり「終わり」がない。「まんぷく」と「はらぺこ」のサイクルを繰り返すのではなく、常に飢え続けているのだ。

No.0877 モルペコ 
左:まんぷくフォルム 右:はらぺこフォルム

常に満たされない"欲望"というと、我々にとっては食欲よりも自己顕示欲や承認欲求などのほうが想像しやすい。どうすればそれが満たされるのか、どれくらいで満たされるのか分からない欲望。サカキのいう"力の欲望"もそれに近いものかもしれない。

私自身、そのような"欲望"にまみれた人間の一人だ。誰かに自分の話を聞いてほしくてこうして雑談をしたためている。何かしらのアクションをするときは飢えや渇きが原動力になっていることが多い。

ただし、そのような見果てぬ欲望は我々の心身をいつの間にか蝕むことだろう。108の煩悩を払うために除夜の鐘がつかれ、七つの大罪を制定することで悪魔を払ってきた人類の積み重ねにもきっと意味はあるのだ。

発信者として活動していく上で、もちろん成長しつづけたいという欲望はある。でも人として幸せになる為には「足るを知る」ことも大切なことだ。理想は「まんぷく」と「はらぺこ」を循環させることかもしれない。

【公式】「ポケモン動画図鑑」No.0877 モルペコ

「アクジキングからモルペコへ」。…なんだか不思議な標語だが、ひとまずこれを2025年の抱負にしてみよう。To Be Continued.

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