ククイ「先生」の教育活動の特徴・背景について
※画像は「ポケットモンスターサン&ムーン」及び「ポケットモンスター」からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
〇はじめに
突然ですが! ポケモンスクールのククイ「先生」を語りたい!
アニポケSMではククイ博士による様々な授業・課外活動が展開されました。それらの特徴を整理し生徒にどのような影響が与えられたのか考察していきます。
〇ククイ学級の教育方針
①生徒に刺激を与える働きかけ
ククイ博士は生徒自身がポケモンにどう向き合うのかを考えるための刺激を与える働きかけをしています。たとえばリーリエに対してはパートナー交換であったり、ムーランドサーチによってポケモンに触れるようになるためのきっかけを作っています。
②フレキシブルに活動を変化
生徒のアクションに応じてフレキシブルに活動を組むのもククイ博士の得意とするところです。たとえばスイレンについてきたシズクモの縄張りを確保するまでの見守りはスイレンの「自分の城は自分でみつけなければならない」という言葉から出発します。
③生徒が主役の学習活動を展開
ククイ博士が前で講義する形式の授業もありますが、生徒が先生になるパターンも多いです。たとえばマーマネは自分のメカニックの知識を活かして工学の先生として活躍していました。工具などもマーマネが準備しており、授業における責任も持たせているようです。
④「ありのまますべてを」
ポケモンを学ぶ上では時に厳しい現実に直面します。ククイ博士はその現実について「ありのまますべてを」教えようとします。メテノの生態についてククイ博士はそのありのままを生徒に見せました。サトシはメテノの消滅の意味を知った上で、それに戸惑うベベノムに寄り添いました。
⑤教育活動の背景
ククイ博士の教育活動の背景に第一にハラとの師弟関係、第二にグズマとの確執があったと考えられます。ハラから自然との共生、ポケモンバトルの意義について幼少から学んでいました。そして兄弟子としてグズマに向き合いますが、結果的に確執を残すこととなります。
なぜククイ博士とグズマは衝突してしまったのか。グズマによればククイ博士は「自分だけが正しいと思っている」ようです。
これは空想ですが共に修行する中でククイが一方的にアドバイスを送る関係だったのではないでしょうか。グズマは自分でどうすればいいのかわからなくなり爆発してしまった…。
教師となりその反省を活かすことで上記のような学習活動をするようになったのではないかと考えています。すなわち、一方的な教授ではなく生徒が自分で考えられるような場作りを意識した働きかけ、生徒が前に自分は後ろに。
〇総括
ククイ博士は
・先生
・バーネットの夫
・サトシの擬似的な父親
・ロイヤルマスク
・レイの父親
・アローラポケモンリーグ創設者
等々様々な角度から語ることができるキャラクターなので、今回はその一片ということで。それにしてもサン&ムーン、キャラが濃すぎる…。
※おまけ
あなたにとってククイ博士とは?とアンケートをとったところ、「サトシのアローラの父・バーネットの夫・レイの父」という過程における役割が期待されているとのことでした。
ロイヤルマスク…( ;∀;)