【雑談】"メガ"離せない展開を夢想する
折角暖かくなってきたのにまた寒くなる予報を聞いて震える雑談🌼
HZ86話ではいよいよラクアの奥地にてライジングボルテッカーズ(RVs)とエクスプローラーズ(EXP)が正面衝突し、『レックウザ ライジング』もいよいよクライマックスに突入した感がある。
HZでは章終わりにEXPとバトルするのが恒例になっていたが、物語の幹となるラクアでの決戦ということで巷ではHZシリーズそのものが終わってしまうのではという声も聞こえていた(個人的にはその線は薄いと考えていたが…)。
そんな中、2月27日のポケモンデーにてアニポケの新展開についての情報が発表された。
3月14日（金）、アニポケの新情報発表！
— ポケモン公式 (@Pokemon_cojp) February 27, 2025
アニポケからメガ離せない！#アニポケ #リコロイ #PokémonDay pic.twitter.com/yfmTBJbMhk
さらに、翌日の28日にはラクアクライマックスPVと題して次章へと繋がる演出がなされた動画も公開された。
これらの情報から、HZシリーズは今後も続いていくことがほぼ約束されたと思われるが重要なのはその中身だ。『レックウザ ライジング』がどのような結末を迎えるのかも気になるところだが、それ以上に今注目を集めているのは"その後"の話だろう。
先の動画においては『レックウザ ライジング』のクライマックスが予告された後に、色違いのルカリオがメガシンカした姿が映っていた。
公式ポストにおいても「メガ離せない」との宣伝文句があり、今後の展開にメガシンカが絡むのは確実だろう。これは言わずもがな今年秋に発売を控える『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下”ZA”)の存在が影響しているはずだ。
2025年のポケモンコンテンツの発表の場である『Pokémon Presents』では、様々なコンテンツにおいてメガシンカが推されていた。
ポケマスではユウキ・ハルカにゲンシカイキ*したグラードン・カイオーガがバディーズとして実装、ポケモンカードゲームにおいてもメガ展開、新しい対戦ツールとなる『Pokémon Champions』にてメガシンカVSテラスタルの構図が登場、そして当然ZAのトレーラーでもメガシンカの紹介が行われた。
※ゲンシカイキは厳密にはメガシンカとは異なる現象だが、大枠でメガシンカ推しのムーブメントの一環と判断した。
かようにポケモン公式としては2025年はメガシンカの年と銘打ってキャンペーンを展開するようだが、アニポケ視聴者の関心はアニポケの物語にどのようにメガシンカを組み込むのかということに向けられている。本記事ではメガシンカによって、今後のアニポケがどう展開されるのか夢想してみよう。
メガシンカは2013年に発売された『ポケットモンスターX・Y』(以下"XY")にて初めて実装されたシステムだ。ZAの公式HPにおいては次のように説明されている。
「メガシンカ」とは、一部のポケモンのみが可能な、進化の限界を超えたさらなる進化です。
ポケモンが秘めたパワーを一時的に解放することで、通常の進化を上回るパワーアップを遂げます。「メガシンカ」したポケモンは見た目が変わり、さらに中にはタイプが変わるポケモンもいます。
トレーナーとポケモンの間に強いキズナがあるとき、トレーナーが身に着けている「キーストーン」と、ポケモンの持つ「メガストーン」が共鳴することで、「メガシンカ」することができます。
https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_z-a/ja/megaevolution/
メガシンカはざっくり言えば戦闘中限定のポケモンの強化形態のこと。Zワザ、ダイマックス、テラスタルとは異なり個別のポケモンにそれぞれの強化形態が用意されているのが特徴で、今なお根強い人気を誇るシステムだ。
アニポケにおいてもその人気は絶大で、初登場のXYはもちろんその後のシリーズのSM・JNにおいても登場している。HZにも登場するとなれば皆勤賞のシステムということになる。
中央:ポケットモンスター サン＆ムーン EP43: ジムバトル! Zワザ対メガシンカ!!
右:ポケットモンスター(2019) EP86:メガシンカVSキョダイマックス
アニポケにおいてメガシンカが重宝されるのには主に二つの理由があると考えられる。一つはシンプルに強化形態の魅力、もう一つは人とポケモンのキズナに重点が置かれたシステムだから…というものだ。
メガシンカはトレーナーとポケモンのキズナが重要なシステムだ。後の強化システムのZワザ・ダイマックス・テラスタルは自然エネルギーの比重が高いが、メガシンカはあるポケモンとあるトレーナーのパーソナルな関係性が推しだされている。
ゲームではほとんど描かれないが、ポケモンとトレーナーが十分なキズナを築けていなかった場合ポケモンが暴走状態になってしまうこともある。アニポケXYにおけるコルニ編ではそのことについて丁寧に描かれた。
今にして思うとラクリウムによるポケモンの興奮・暴走状態はコルニ編におけるメガルカリオのそれと似ているかもしれない。
メガシンカとラクリウムを結びつけるのは時期尚早かもしれないが、いずれにせよトレーナーとポケモンのキズナが試される展開は用意されているはずだ…と夢想できる。
ただ、ここで問題が一つ浮上する。それはメガシンカを使えるポケモンが限られているということだ。リコロイドットが変わらず主役を務めるならば、相棒はパルデア御三家(+パゴゴ)のまま据え置かれるはずだが、彼らがメガシンカを貰う展開は流石に考えにくい。
ZAにて新規のメガシンカが配られる可能性は高いが、優先順位としては御三家に選ばれたチコリータ・ポカブ・ワニノコの方が明らかに高いだろう。そして、PVに映ったルカリオが現在のパルデア御三家(+パゴゴ)に並ぶ立ち位置を得られるシナリオは今のところ思いつかない。
PVにてルカリオをメガシンカさせていた人物が誰なのかも気になるところだ。褐色肌の人物の腕が映っていたことから巷ではロイの可能性が高いとも噂されているが、確定的な情報ではない。
個人的には先の相棒問題もあってリコ・ロイ・ドットにメガシンカを習得させるのは中々にハードルが高いと思ってるので、新キャラが登場するのでは？と夢想している。
物語も折り返しを超えてから新キャラを出すというのもそれはそれでハードルが高いのだが、リコロイドットが新しいポケモンとキズナを結ぶハードルに比べれば乗り越えられるものだとも思う。
ZAの販促要素と合わせて考えると、次章の舞台はカロス地方・ミアレシティになる可能性が高いのではと予測が立つ。ミアレシティでルカリオを相棒とする新キャラと出会って共に冒険をするという流れが夢想できる。
そして、肝心の冒険の目的についてだが…これに関してはまず『レックウザ ライジング』の着地点を予測しないと流石に夢想すらできない。そしてそれはかなり難しいのだが…、ここはあくまでも仮の予想で話を進めよう。
私の予想としては『レックウザ ライジング』でRVsとEXPの対決は一応の決着をつけることとなる。ギベオンによってギリギリまで追いつめられるリコ達だが、六英雄の力も借りてなんとかその場を鎮めることには成功した…としよう。
しかし、ラクリウムによる生態系の破壊問題は解決できずにその場を離脱することになる。パゴゴとルシアスによる再封印も両者が力を使い果たしてしまって出来ない状況。ここで鍵となるのがギベオンのジガルデだ。
崩壊するラクアを封印する為に100年前と同じくセルを使うジガルデだが、半身のセルでは完全には抑え込めない。ラクアを完全に安定させるためにはもう半身のセルを集める必要がある。…という流れでセル集めの冒険に移行するのではないだろうか。
セルは世界中に散らばっているが、縁の土地ということで最初にカロス地方に向かう。その後新キャラを仲間に加えて、アローラ・イッシュなど他の地方を巡っていく導線が敷かれる。
更には冒険の道中でラクリウムとメガシンカに関係があることにフリードが気づいて…という流れでメガシンカについてリコ達が学ぶ展開に繋げていく。メガシンカの要領でキズナによってラクリウムの暴走を食い止める…という展開などもあり得るかもしれない。
また、一応決着したEXPとの再戦もメガシンカを絡めて描かれる夢想もできる。というのもサンゴ・オニキス・アゲートの手持ちがそれぞれメガシンカできる個体(オニゴーリ・プテラ・チャーレム)なのだ。
風の噂で見かけたんだけど、アメジオ陣営以外のEXPの手持ちがメガシンカしてRVと対峙するのでは？って考察があるらしい
— こめこめくらぶ (@komekomeclub_g7) February 5, 2025
オニゴーリ、プテラ、チャーレム辺りは確かにありえるか…。そうなるとスピネル(ブラッキー、レアコイル、オーベム)があぶれちゃうけど、それはそれであり得そうかも pic.twitter.com/Fu1uyQqFkB
EXP幹部らの様子を見ると自分のポケモンにはそれなりの愛着を持っているようなので、メガシンカするストーリーも夢想しやすい。メガシンカと絡めてEXPとポケモンの関係性を深掘っていくのも面白いだろう。
ここまで長々と夢想を垂れ流したが全てはここからの『レックウザ ライジング』の〆方次第。一先ずRVsとEXPの戦いの行方を見届けた後、3月14日の発表を心待ちにするとしよう…To Be Continued.