ムサシの幸福論-新無印95話「サラバ! さすらいのロケット団!」感想モーメント-
※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇概要
新無印95話「サラバ! さすらいのロケット団!」の感想です 特にムサシの「幸せ」に関する考え方を考察しました。
久々のロケット団回は、たまにやる原点回帰回って感じかな。ストーリーラインは「塞翁が馬」で旧無印っぽい若干のお説教臭さがヤマトとコサブロウの登場と相まって懐かしかったですね。
気になった点というか、そういえば昔からそうだなって思ったのはムサシが相手を慮ろうとするときに相手と自分の関係を「切る」って行動が常習化していること。
ニャース、コジロウ、アーボック、ドクケイル、ソーナンス(未遂)、ミミッキュ…。
たぶんムサシにとって幸せの第一用件が「自立」していることなんでしょう。対照的にコジロウは他者との関係性の中で相対的に自分の位置を探っています。
ニャースは両者の間。
コジロウとニャース(とソーナンス)の「執着」がなければどこまでも独りになる危うさがムサシにはあります。
「ロケット団だけが人生じゃない」「人生いいときもあれば悪いときもある」っていう前フリから、結局「ロケット団こそが人生である」に帰結する。最近影が薄かったロケット団の役割をメタ的に紹介するって意味でもいい話だったのかなと思います。
あ、あとペリッパーくんの勤労っぷりが面白かったですね。金銀編のデリバードもかなりの勤労ポケモンだったけど、ペリッパーもなかなかのもの。
立ち位置としてはニャースのような独立した個人として雇用されてるのかしら。