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【N/S高政治部】Dチーム1年間の活動記録

こんにちは、政治部4期のDチームです!
今回は1年間を通したDチームの活動について、記していきたいと思います。

1.Dチームの特徴


Dチームの特徴としてまず挙げられるのは、メンバー全員が内気であることです。
そのため、はっきりとしたリーダーが最後まで明確ではなかったものの、時期によって「リーダー的存在」が変動し、自然と役割分担して活動していたように思います。
また、Dチームは優柔不断な一面もありました。成果発表会のテーマが「性教育」に決まるまで、数回のテーマ変更がありました。ミーティングの雰囲気が怪しくなり、やる気が低下する時期もありましたが、意見の相違があっても、それがメンバーの関係性に影響することはなく、個々の価値観と分別ができるチームでした。そのため、テーマ決定までの困難をそれぞれが価値観を尊重することで乗り越えることができました。
さらに、Dチームは話し合いに時間を要することが多くありましたが、しっかりとした議論と合意形成ができるチームでした。話し合いに時間がかかる反面、その1つ1つがチームメンバーを理解する場となっており、無駄ではなかったと思います。この点において、週2回のミーティングへの各メンバーの出席率の高さが大きく影響していたと思います。

2.Dチームの1年間


・夏前
5月下旬、チームSlackの運用がスタートし、Zoomで初めて顔合わせを行いました。
主に自己紹介と、アイスブレイクを通じてメンバー各々が関心を寄せている社会課題の共有やチームルールを設定しました。このミーティングでチームメンバー全員が多様性や同性婚など、ジェンダー/マイノリティの分野に興味を持っていることがわかりました。
6月からは、政治部4期生としての活動が本格的にスタートし、チーム内での定期的なミーティングが行われるようになりました。

・夏明け
8月末にメンバーの取り組みたいテーマが、「性教育」と「子育て政策」に分かれ、テーマ決めが難航しました。そのため、10月末から11月にかけて再度関心のあるテーマについてプレゼンを行い、「高校生らしさ」や「実現の可能性」がどれくらいあるのかなど、様々な観点から数値化し、性教育に決定しました。
しかし、範囲がとても広い性教育というテーマに、どのように切り込んでいけば良いか悩みました。そこで「すべての子どもたちが十分な性教育を受けることで自分も相手も大切にできる社会」という実現したい社会から「性犯罪・性暴力防止」に着目し、「生命の安全教育」を扱った政策を提言することにしました。

・秋から冬
11月中旬には、年明けまでに有識者へインタビューを行うことを目標に活動しました。取材対象者への質問案や架電時の対応などをチームメンバーで検討し、役割を分けて行ったのですが、やるべき作業量に対して時間が足りず、ミーティング時間が伸びるなど多くの苦労を経験しました。
12月上旬にはなんとかアポイントが取れ、インタビューを行うことができました。生命の安全教育がどのような思いで作られたものなのかなど、調べてもわからなかったことを知ることができ、有意義なインタビューになりました。その後、改めて具体的な政策について話し合い、成果発表会で行う政策を「生命の安全教育の強化」と「保護者向けに生命の安全教育を行う」に決定しました。

・成果発表会へ向けて
インタビュー後に政策が決定してからは、比較的時間に余裕を持って成果発表会の資料作りを進めることができました。資料を作成する→発表をする→フィードバックをもらう→修正するというサイクルを3回ほど繰り返し本番に臨みました。

発表準備も終わり順調に進んでいたと思いきや、発表5日前に政治家の方の名前を資料に掲載しても良いか、確認を取れていないことが発覚し、本番の約1時間前まで許可取りをしていました。

しかし、ギリギリではありましたが無事に掲載許可が取れ、予定通りに発表を終えることが出来ました!

3.個人の感想


・成川
政治部での1年間を振り返って、実際の活動時間は多くはないものの、活動の1つ1つが非常に大変でした。エッセイやnote記事の執筆、チームでのミーティングや発表など、体力を使う活動が多かったです。しかし、これらの活動に真剣に取り組むことで、自分の意見をわかりやすく相手に伝える力や、文章力を身につけることができました。成果発表会のテーマはもともと自分に興味があったものではありませんでしたが、「政治」はやりたいことだけに取り組むのではなく、様々な問題と対峙し、真摯に取り組むことが求められるものだと再認識しました。その結果、様々な視点から物事を考える力を身につけることができました。今、活動を振り返ると「あの時、こうすればよかった」と後悔はありますが、初めてやることが多かったことを踏まえれば、自分はよくやったと思います。 

・塚﨑
私は政治部に入り、約1年間同じメンバーで1つのテーマを発表するという経験をしました。これは多くの高校生がやったことがないことだとは思いますが、体験するべき経験だと思います。
まず、1年を通じて議論し、成果発表会を行った後はそれだけでやりきったという自信がつくと同時に、チーム活動において様々な役割を体験したり、同じ役割を繰り返し行うことで自分自身が何が得意なのか知り、それを鍛えることができます。
また、これは私個人の体験ですが、私は政治部に入る前まで自分の意見を持つことが苦手でした。しかし、チーム活動をしていく中で得意とまではいかなくても、以前と比べて苦手意識がなくなり、どうすれば自分の意見を持てるのかわかるようになりました。
このように政治部のチーム活動は大変ですが、その苦労に見合う経験を得られますので、ぜひ政治部に入って体験してみてください。

・鈴木
昨年度の政治部3期から継続して活動していました、りのです。私は今年4期生としての活動を通して「仲間の大切さ」を身にしみて感じることができました。
「5人全員で政治部の1年間の活動を全うする」
これは初めてのチームミーティングで、私がチームの目標として掲げた言葉です。今年5月には、チーム唯一の継続生として私がチームを牽引していこうと強く意気込んでいましたが、1年間の活動を振り返ると、自分の無力さを痛感したと同時に、チームメンバーの存在にたくさん救われていたことに気づかされました。​​
かけがえのない仲間全員で最後まで活動を続けられたことに感謝します。

・松平
私が1年を通して学んだことは先入観を持たないことの大切さです。
私は入部前、人と話すことがとても苦手だと感じていたため、人前に立つようなことはできないと思っていました。
そんな私が成果発表会で質疑応答の役割を務められたのは、さまざまな人と出会う中で自分の中の考えが変わったからです。フィードバックをいただいたり、メンバーにアドバイスをもらったりするうちに「もしかして、自分が思っているより喋れるのではないか」と思うようになりました。
これからは先入観を持って挑戦を躊躇しないで、興味を持ったら飛び込んでみようと思います。
1年間本当にありがとうございました。

・小松
政治部に入部する前の私は意見が対立することを恐れていました。
しかし、ミーティングを通して「意見の対立=悪い」ではないということを実感しました。また、議論を重ねていく中で、ある点では一致しても、他の点においても全く同じということは無いことや、思い込みで話し合いを進めないことが相手の真意に近づくための手立てであると学びました。これらを身をもって実感できたのは、Dチームが意見が対立した場合でも建設的な議論をしてきたからこそだと思います。
1つのことについて徹底的に議論することは体力的にも精神的にも容易ではありませんが、相手がなぜそう考えるのかを知ることは、自分には無い発想や考え方を学ぶ機会になると思います。チーム活動がメインの政治部だからこそ得られる学びをぜひ入部して実感して欲しいです。

4.入部を考えている方へ


 新しい世界に足を踏み入れることに肯定的になれる人はそう多くないと思います。きっと誰もが不安や恐怖に駆られた経験があると思います。私もその1人でした。
 私は入部前、パソコンスキルが「壊滅的」でした。入部当時、フォルダへの格納方法がわからず、半泣きで事務局のスタッフに相談したこともありました。このように右も左もわからなかった私でさえ、半年後にはある程度基本操作を覚え、1年後には政治部内で発表できるほどの簡易的なスライドを作れるようになりました。
 また、政治部2年目の今年は一般選抜で大学受験を経験しました。活動を継続しながらも受験勉強に励んだ結果、なんとか志望校に合格することができました。
 今、政治部に少しでも興味のある方はぜひ未来を恐れずに、好奇心の赴くままに挑戦してみてください。政治部を経験した先には、きっと想像もつかないような新しい自分が待っていますよ。

・成果発表会のアーカイブはこちら ↓

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