僕の下敷き
ある夏の日。
下敷きで風を送っていた。
先生に怒られてノートの間に挟む。
暑い。
学校ならではの風物詩を禁止するというのか。
そうして授業をよそに窓の外を眺めていると…蜂が入ってきた。
女子が騒ぎ出す。
僕は下敷き片手に臨戦態勢に入った。
カーテンに止まった蜂を下敷きに誘導する。
すると蜂が動き出す。
急いで窓の外に投げて窓を閉める。
こうする事で勇者扱いされる。
その時…「いて」。
顔を上げると教科書と美人な担任の先生が目の前に…
なーんだ夢か。
そうして周りを見ると誰もいない。
夕方で星が見えそうだ。
「いつまで寝てるんだよ、先生帰れ無いだろ」
夕方になっていた。
「ふぇ!マジか」
そうして臨時の三者懇談で絞られた。