愛の基底状態を求めて
二つの異なる原子は、エネルギー状態が最も安定するように分子を構成する。
分子のエネルギーが最も低い(安定した)状態を「基底状態」と呼ぶ。
なぜ突然、こんな高校化学を思い出したか分からない。
だが、この「基底状態」を思い出すと同時に、
「あぁ、化学も恋愛も同じだ」
そう思ったのである。
単独で見ると不安定な者同士が、それぞれ不足したピースを埋め合わせる様に対になる事で、
そのエネルギーはグッと安定するところに落ちつく。
「愛の基底状態」
そう。
私は愛に、基底状態を求めているんだろう。
互いを補い合うようにして作りだされる安定したエネルギー。
時に、ヘリウムやアルゴンといった奴らも一定数いるのかもしれない。
独身貴族
「結婚できない男」の阿部寛とかが代表格かな。
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