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時間について考えてみた

3月の手帳部のテーマは24時間の棚卸しワーク。
1ヶ月かけて時間について考えてみることにしました。

時間…と聞いてまず思い浮かぶのは、時間がない、忙しい、自分の時間がほしいなど、とにかく時間が足りないということ。

産後の2時間おきの授乳から始まり、、、生活の全てがこども中心となりこんなにも自分の時間がないのかと愕然としました。
自然といかに効率的に物事を終わらせるのかが大きなテーマとなり時短、効率化、生産性などありとあらゆることを試していく日々。
スキマ時間をみつけて本を読み、こどもと遊びながら耳読して、仕事中は家事をいかに早く終わらせるかを考え、家では仕事の効率化について考え…
いつも何かに追われ、消化不良の日々を過ごしていました。

でもある日ふと思いました。
未来のために今を犠牲にして、
その未来もさらにその先の未来のために犠牲にして…
いつまでたっても今のこの瞬間を楽しめないんじゃないかと。

息子は今ここにいて、0歳である期間はたった1年だけだ。この二度とは戻らない貴重な時間を、いつだかわからない未来のために犠牲にしたくはない。


この貴重な瞬間を、いつか先の時点のための踏み台としてぞんざいに扱うなんて、あまりにも愚かな行為ではないか。

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン著

首がもげるほど頷きました。

遡ることウン十年前、中学校の先生が「今少し我慢して勉強すれば希望の高校に受かって楽しい高校生活が待っているからがんばれ!」と言った言葉に中学生の私は違和感を感じていたんです。「今の私の中学生の時間は大事じゃないの?」と。

効率化は確かに大事。
日々の生活を回していくために試行錯誤してそれなりに身につけた生産性は私をすごく助けてくれています。
でも、今日の子供たちと一緒にいられるのは今日しかない。
いつだか分からない未来のために犠牲にするのではなく、今日のこの時間も大切にしていきたいと思うようになりました。


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