なぜゴルフで腰や首を痛めやすいのか?-原因と対策①-
ゴルフをしていると、
よく腰や首を痛めてしまう…
そんな方は、
【胸椎や股関節の硬さ】が原因かもしれません。
男性ゴルファーでカラダの硬い方に、多いパターンです。
前回の記事で、カラダの関節には「安定性の役割を持つ関節」と「柔軟性のの役割を持つ関節」があり、
それが交互に配列されている。
と紹介しました。
それが適切に働き合う事を 「分離」と「協同」と言いましたね!
この分離と協同のバランスが崩れて、
ある関節にストレスがかかったり、かかり続けると、
怪我や痛みの原因となります。
例えばこれは、本来可動性の機能を持つ 胸椎 と 股関節 の柔軟性が低下して、それを胸椎や頸椎が代償して負担している状況です。
本来可動性がメインでない 腰椎 や 頸椎 に、無理な可動性の負担がのしかかり、結果、腰や首を痛めるというケースの例です。
ゴルフでは、 腰を回す という表現をされることが多い気がしますが、
プロゴルファーやゴルフの上手い方を見ていると、
実際に動いているのはやっぱり 股関節 と 胸椎 なんですね。
指導上の都合で、腰を という表現をしていると思いますが、
痛みや怪我のある方は、図のようなカラダの構造的な仕組みを理解しておくと良いと思います。
胸椎や腰椎が硬くて腰や首を痛める方の対策
原因が分かれば、適切な対策をしていきましょう。
胸椎や股関節が硬くて、腰や首に負担をかけてしまっているので、
胸椎や股関節のストレッチをしっかりとする習慣をつけて、
腰や首にかかる過度な可動域の負担を減らしてあげましょう!
このケースの方が、筋トレやトレーニングをしても、
腰や首の痛みはなかなか解決策になりません。
大切なのは、毎日習慣的にストレッチをしてあげる事です。
柔軟性が上がると、筋肉のバネの力も使いやすくなり、
スイングがスムーズになって飛距離アップにもつながる可能性もあります。
機能的なカラダを作る事は、
怪我の予防にも、パフォーマンスアップにもつながります。
是非、お試しください。
次回は、ゴルフで腰や首を痛めるもう一つの原因と対策をご紹介させて頂きます!
東京・自由が丘で11年目
パーソナルトレーニングジムHEARBTODY
代表/兼パーソナルトレーナー 江川陽介