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ガリラヤ湖について

今回は自分はガリラヤ湖について調べました。何故ならイスラエル🇮🇱の中で皆さんの印象が強い湖は死海だと思います。そこで自分はあえて死海を避けガリラヤ湖にスポットライトを当てました。ガリラヤ湖を調べていく内に死海の100倍面白い情報が見つかったのでそれを読者に共有したいと思います


①概要 

ガリラヤ湖は周囲53キロメートル
      南北21キロメートル
      東西13キロメートル

   166平方キロメートルです。

この情報では分かりにくいのでイメージとしては琵琶湖の4分の1の大きさだと思ってもらえれば大丈夫です。
海抜は−213mであり、もし氾濫が起きたら大惨事です。
*海抜とは近隣の海面を0mとして、そこから土地の高さを測ったものであり、もし災害が起きたとき,どの場所が安全かを表す重要な指標です。

伝統的には「ガリラヤの海」など「海」と呼ばれることもあったが、純粋な淡水湖である。
*淡水湖とは水分の塩分量が1L中0.5g以下であり,つまり人間がその水を飲めることができる。

ガリラヤ湖という名前は湖があるガリラヤ地方に由来している。
 近代ヘブライ語で「ヤム・キネレット」と呼ばれる。
これは湖が竪琴に似ているためで、竪琴を意味する「キノル」に由来している。

新約聖書の「ルカによる福音書」5:1では「ゲネサレト湖」とも呼ばれている。

ゲネサレトは湖の西側にある平原地帯の名前だった。

②特徴

ガリラヤ湖の水は地下水とヨルダン川によって得られている。

ガリラヤ湖はアフリカとアラビアのプレートの境界であるヨルダン大峡谷帯という谷の中にあり、大地溝帯のほぼ最北端に位置する。このような地質学的特質から湖一帯は長きにわたって地震火山活動の影響をうけてきた。
周辺には多くの火成岩玄武岩がある。

ガリラヤ湖は谷底にあり、東西を高地で挟まれた形になっているため、しばしば強烈なが湖に吹き付けてくる。

➂イエスとガリラヤ湖の関係性

実は福音書によると、イエスの布教活動はほとんどガリラヤ湖で行われた。当時、湖の周辺には多数の都市が存在し、多くのが行き来していた。

活動① 4人の漁師を弟子にする。

イエスがガリラヤ湖のほとりを
歩いておられたとき,
ふたりの兄弟,ペテロと呼ばれるシモンと
その兄弟アンデレをご覧になった。
彼らは湖で網を打っていた。
漁師だったからである。
イエスは彼らに言われた。
「わたしについて来なさい。
あなたがたを,
人間をとる漁師にしてあげよう。」
彼らはすぐに網を捨てて従った。
そこからなお行かれると,
イエスは,別のふたりの兄弟,
ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが,
父ゼベダイといっしょに舟の中で
網を繕っているのをご覧になり,
ふたりをお呼びになった。
彼らはすぐに舟も父も残して
イエスに従った。
イエスはガリラヤ全土を巡って,
会堂で教え,
御国の福音を宣べ伝え,
民の中のあらゆる病気,
あらゆるわずらいを直された。
イエスのうわさはシリヤ全体に広まった。
それで人々は,
さまざまな病気や痛みに苦しむ病人,
悪霊につかれた人,てんかんの人,
中風の人などをみな,
みもとに連れて来た。
イエスは彼らをいやされた。
こうしてガリラヤ,デカポリス,
エルサレム,ユダヤおよび
ヨルダンの向こう岸から
大ぜいの群衆がイエスにつき従った。

活動➁ 山上の説教

そもそも山上の垂訓とは?
イエスが山の上で弟子たちと群衆に語った教えの事。
マタイによる福音書5章〜7章

幸い
5 3「心の貧しい人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。
4悲しむ人々は、幸いである、
その人たちは慰められる。
5柔和な人々は、幸いである、
その人たちは地を受け継ぐ。
6義に飢え渇く人々は、幸いである、
その人たちは満たされる。
7憐れみ深い人々は、幸いである、
その人たちは憐れみを受ける。
8心の清い人々は、幸いである、
その人たちは神を見る。
9平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。
10義のために迫害される人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。
11 わたしのためにののしられ、 迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。
12喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。 あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」(『マタイ伝』5:1-5:12)
地の塩、世の光
5 13 「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。 もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。 14 あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。 15 また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 16 そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、 あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」 (『マタイ伝』5:13-5:16)
律法について
5 17 「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。 18 はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。 19 だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。 しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。 (『マタイ伝』5:17-5:19)
腹を立ててはならない
521「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』 と命じられている。22しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。 兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。(『マタイ伝』5:21-5:22)
姦淫してはならない
527「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。 28しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、 既に心の中でその女を犯したのである。29もし、右の目があなたをつまずかせるなら、 えぐり出して捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に投げ込まれない方がましである。 30もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切り取って捨ててしまいなさい。 体の一部がなくなっても、全身が地獄に落ちない方がましである。」(『マタイ伝』5:27-5:30)
誓ってはならない
533「また、あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。 主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。34しかし、わたしは言っておく。 一切誓いを立ててはならない。天にかけて誓ってはならない。そこは神の玉座である。 35地にかけて誓ってはならない。そこは神の足台である。エルサレムにかけて誓ってはならない。 そこは大王の都である。36また、あなたの頭にかけて誓ってはならない。髪の毛一本すら、 あなたは白くも黒くもできないからである。37あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。 それ以上のことは、悪い者から出るのである。」(『マタイ伝』5:33-5:37)
復讐してはならない
538「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。 39しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、 左の頬をも向けなさい。 40あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。 41だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、一緒に二ミリオン行きなさい。 42求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。」 (『マタイ伝』5:38-5:42)
敵を愛しなさい
543「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。 44しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。 45あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、 正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。 46自分を愛してくれる人 を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。 47 自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。 (『マタイ伝』5:43-5:47)
完全な者となりなさい
548 だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」(『マタイ伝』5:48)
施しをするときには
61 「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報い をいただけないことになる。 2 だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、 自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。 3 施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。 4 あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」 (『マタイ伝』6-1-4)
祈るときには
65 「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、 会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。 6 だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。 そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。 7 また、あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、 聞き入れられると思い込んでいる。 8 彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。 9 だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように。
10 御国が来ますように。
御心が行われますように、
天におけるように地の上にも。
11 わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
12 わたしたちの負い目を赦してください、
わたしたちも自分に負い目のある人を
赦しましたように。
13 わたしたちを誘惑に遭わせず、
悪い者から救ってください。』
14 もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。 15 しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」 (『マタイ伝』6:5-15)
神と富
624「だれも、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、 一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」(『マタイ伝』6:24)
思い悩むな
625「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、 また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。 26空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、 あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。 27あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。 28 なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。 働きもせず、紡ぎもしない。29しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、 この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。30今日は生えていて、 明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、 信仰の薄い者たちよ。31だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、 思い悩むな。32それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、 これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。33何よりもまず、 神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。 34だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。 その日の苦労は、その日だけで十分である。」 (『マタイ伝』6:25-6:34)
人を裁くな
71「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。 2あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。(『マタイ伝』7:1-7:2)
求めなさい
77「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。 門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。8 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、 門をたたく者には開かれる。 (『マタイ伝』7:7-7:8) 
人にしてもらいたいこと
712だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。 これこそ律法と預言者である。」(『マタイ伝』7:12)
狭い門
713「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、 そこから入る者が多い。14 しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。 それを見いだす者は少ない。」(『マタイ伝』7:13-7:14)
あなたたちのことは知らない
721 「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。 わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。 22 かの日には、大勢の者がわたしに、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を追い出し、 御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろう。 23 そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。』」 (『マタイ伝』7:21-7:23)


活動③ イエスが湖の上を歩く

それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。


活動④ イエスが突風を鎮める

『さて、その日のこと、夕方になって、イエスは弟子達に、「さあ向こう岸に渡ろう」と言われた。


そこで弟子たちは、群衆をあとに残し、船に乗っておられるままで、イエスをお連れした。

他の船もイエスについて行った。

すると、激しい突風が起こり、船は波をかぶって、水でいっぱいになった。

ところが、イエスだけは、とのほうで、枕をして眠っておられた。

弟子達はイエスを起こして言った。

「先生、私たちが溺れて死にそうでも、何とも思われないのですか?」

イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。

すると風はやみ、大なぎになった。

イエスは彼らに言われた。

『どうしてそんなに怖がるのです。信仰が無いのは、どうしたことです。」

彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った。「風や湖までが言う事をきくとは、いったいこの方はどういう

方なのだろう。」



④ガリラヤ湖の重要性

ここまでイエスキリストとガリラヤ湖の関係性を説明していきました。
これらの関係から分かることはイエスキリストはガリラヤ湖で宣教に必要なプロセスを全て踏んでいたことになる。
① 4人の漁師を弟子にする→勧誘
② 山上の説教→教える
③奇跡を起こす→実践する
ガリラヤ湖で起きたこと全てがキリスト教を広めるサイクルに必要なことが行われている。

⑤まとめ

今回ガリラヤ湖について調べましたが、実は凄い場所であったということがわかりました。
なのでこれから地名を攻めるときはマイナーな所を重点的に調べていきたいと思いました。









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