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【無料】先週の重賞レース:凱旋門賞【回顧】

1着14アルピニスタ
6番枠から五分のスタートを切り、じわっと押し上げながら2列目で二月タイトルホルダーに対してしっかりマークするような感じで好位の中目を確保していました。
前半からタイトルホルダーが速い流れを作りましたが、パワー型の馬場でも楽について行ってコントロールしながら3列目の内から3角下りで我慢しつつ進め、フォルスで2列目内のスペースを上手く拾いながらタイトルホルダーの後ろを狙って直線に入りました。
直線で左手前に替えてタイトルホルダーがオープンストレッチの最内を狙う中、コチラはL2地点でその外を取って馬なりで並びかけると、追われて渋太く踏ん張って外から伸びてきたヴァデニ、トルカータータッソを振り切って3/4差での勝利となりました。
これまで各レースを見ても欧州としては軽い馬場のギアチェンジ戦で良さが出ていましたが、今回は前半からパワー型のスピードを強烈に求められており、直線での加速もそこまで求められない中でしっかりと馬なりで動いてラストまで落としませんでした。
後半のポテンシャルで最上位のトルカータータッソを抑え切っているというところから考えても、かなりの道悪適性を示した内容と言えます。
この展開と馬場でやれた以上、この馬に付け入る隙は無くなったと言え、要所のギアチェンジ、トップスピードの質だけでなく、パワー型のスピードや高いポテンシャルを面を示しただけに、常識的な競馬の外にいる1頭と言えます。
 
2着15ヴァデニ
序盤は無理はせず好位の中目でアルピニスタをマークする形を取りましたが、そこから少し下げて中団の中目に近い位置を確保し、フォルスでも中団の中目で我慢しながら直線に入りました。
直線序盤で追われて3列目付近から伸びてアルピニスタの後ろを取って2列目に上がり、最後はL1で右手前に戻して外から伸びてきたトルカータータッソと共にアルピニスタに食らいつくも最後まで相手が伸び続けて前に届かず、後ろに抜かせず3/4差の2着となりました。
中団ぐらいでハイペースの流れで温存しつつ、後半の消耗でポテンシャル面でもある程度落とさず引き出してきた内容は評価できますが、アイリッシュチャンピオンステークスが物足りなかっただけに2400の道悪ハイペース戦が噛み合ったように思えます。