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阪神1レース
11アルムエアフォルク(1着)
初戦はスタート後の二の脚が遅くて前につけられず、ペースが遅くてゴチャつく位置にいたので3~4角で外に出して3着となりました。
ここでは向正面でこじ開けて外に出し、3角から動いて差を詰めてきましたが上位2頭が止まらず最後まで脚を使うも3着までとなりました。
2戦目はゲート内でソワソワして上手くスタートを切れず後ろからの競馬となり、「向正面で動きたかったのですが、挟まれてワンテンポ遅れてしまいました。スムーズならもっと際どかったと思います。」との事で、立ち遅れて後方からの競馬でラスト1000m付近から外に出して距離ロスが大きい中でも長く良い脚を使って直線では目立つ脚を見せていました。
中間にゲート練習を行った前走は好スタートを切って好位からの競馬となり、「勝ち馬が動いて行った時に一緒に行きたかったですが、内で動くに動けない形になってしまったのが痛かったです。」との事で、3角過ぎから徐々に外に持ち出してしっかりと盛り返しましたが2着までとなりました。
今回も普通にスタートを切れれば勝ち負け必至の1頭と言えます。
6バックトゥザライト(5着)
初戦は1〜2角で力みましたが、馬の後ろに入れて落ち着きを取り戻して内をロス無く立ち回って追走する格好となり、ペースが遅くて前には残られましたが脚を使って後続には3馬身半の差をつける2着となりました。
前走は発馬で躓き、スタンド前では寄られて窮屈な場面もあり、直線ではハクアイジュピターの内をこじ開けるように進路を確保して脚を使いましたが2着までとなりました。
「窮屈なレースをしてしまって、馬に申し訳なかったです。この時計で負ける馬ではありませんし、また改めてです。」と岩田望騎手が話しており、スムーズなら勝ち負け濃厚の1頭と言えます。
阪神2レース
4スマートハンター(1着)
気の勝ったタイプで、ゲート試験の時から難しい面を見せていましたが、初戦は砂を被せて馬群の中で我慢させる競馬に対応して2着に好走しました。
2戦目は太め残りの馬体で臨み、二の脚で好位を取りましたが3~4角では反応が鈍く、直線に向いたところでもやや窮屈な場面がありました。
「今日はうまく乗れませんでした。申し訳なかったです。」と鮫島騎手が話しており、太目残りを叩いた前走は3着となりましたが、「忙しくて追走に一杯でした。」との事で、押しても行けずに5番手からの競馬となり、3〜4角では砂を被ってフワフワして反応ひと息で直線では外から差を詰めるも3着までとなりました。
前走の内容からも追走が楽になる1400m戦はプラス材料と言え、更にパフォーマンスを高めてきそうな1頭と言えます。
6マヴォロンテ(7着)
芝の札幌戦では右にモタれる面を見せて6,5着となりましたが、近2走は左回りの中京ダート戦に使われて2,3着。
左回りではコーナーワークがスムーズで、直線では左手前のままでしたがジワジワと詰め寄る競馬ができています。
ただ、前走はゴール前で甘さを見せていただけに最後のひと押しが課題と言え、右回りに変わる今回は割引が必要です。
今回は惨敗して次回以降の左回り戦で狙いたい1頭となります。
7マイネルフォーコン(5着)
ゲートが遅いために立て直されて距離延長となった前走は、「馬が凄く良くなっていて、スタートも良くセンスある走りをしてくれました。」との事で2着に好走。
前走は芝部分で勢いがついてハナを奪い、上手くペースを落として直線はしばらく左手前のままでしたが、ゴール前で右手前に替わると再加速して前に並んだところがゴールとなり、惜しいハナ差の2着となりました。
叩き2戦目の今回は大きな上積みが見込め、前走以上のパフォーマンスが期待できます。
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12月25日(日)の勝負レースは有馬記念となります。
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日曜日
中山11レース
有馬記念
9イクイノックス(1着)
デビュー2戦目の東京スポーツ杯で圧巻のパフォーマンスを見せてきた同馬。
東京スポーツ杯は1800m戦で超スローペース戦となり、向正面終盤でアルナシームが捲ったことでL5から上がってのL3最速で11.0。
この流れで後方で脚を温存して直線で次元の違いを見せて2着のアサヒに2馬身半差をつけました。
この馬は右手前と左手前をうまく使い分けてラストまでラップを落とさず運べているため、皐月賞では右回りの中山で右手前での負荷をコーナーでかけられても上手く対応して2着に好走しました。
皐月賞では1~2角でサトノヘリオスと接触して折り合いを欠きながらも崩れず2着に好走できていただけに、まともならこの馬が勝っていてもおかしくない内容と言え、ダービーではメンバー最速の33秒6の脚を使って大外枠からダービーレコードタイのクビ差の2着に好走できており、結果的に枠順の差で泣いたレースと言えます。
皐月賞もダービーも不運なレースで連続2着となっていましたが、前走の天皇賞では本来のパフォーマンスを見せて一枚上の競馬で完勝しており、ここではパフォーマンス的には最上位の存在と言えます。
5ジェラルディーナ(3着)
これまで戦ってきた相手はハイレベルの古馬牡馬で、オールカマーの内容も踏まえると長距離適性が高いタイプと言え、特にロングスプリント性能が高くてトップスピード戦では切れ負けした後のL1は確実に伸びてきています。
ロングスプリントでも前半のスピードを求められるよりはセーブして後半のポテンシャル面を高めるタイプだけに、エリザベス女王杯前の段階で会員様には「有馬記念に出ても面白い存在」と公開させていただきました。
前走のエリザベス女王杯は阪神内回り2200m戦で、「動かない競馬が嵌るケースも多々見られるため、3角から強い六甲おろしの追い風が吹く形になれば、コーナーでのロングスプリントになりやすいだけに適性的には面白い一頭と言えます。」と会員様に公開して見事1着となりました。
今回はエリザベス女王杯前から公言していた有馬記念となるだけに、前走以上のパフォーマンスが期待できる1頭と言えます。
7エフフォーリア(5着)
近走の不振は状態面の問題、エピファネイア産駒特有の劣化、展開の問題が考えられますが、状態面に不安が無いとすれば前目で収めれば余程ハイペースに乗っていかない限りは崩れる要素はなく、スローなら共同通信杯でも違いを見せたギアチェンジの性能の高さで上回る事ができ、質の高いトップスピードを持続する能力も高いタイプだけにロングスプリント気味の競馬になっても対応可能です。
これまで見せてきたレースパフォーマンスからも、昨年の状態ならどんな展開になっても上回ってこれる武器を持っているため、この馬が大きく崩れる場面は想像できません。
有馬記念以外は基本的にスローで結果を出してきた馬だけに、パンサラッサが参戦しない今年は昨年以上に条件は良いと言えます。
昨年の有馬記念では、強気の競馬で完璧に立ち回ったディープボンドを撃破できている以上、後半のポテンシャル戦では現役最強クラスの可能性があり、人馬ともに中山内回り巧者なのは有馬・皐月賞の勝ちっぷりからも確かだけに、流れる特殊な近2走からこの馬の適性にマッチする今回は警戒が必要です。
ただ、記者会見の内容からも横山武騎手がこの馬の劣化を認める発言をしていたため、厳しい印象があります。
13タイトルホルダー(9着)
総合力の高さが最大の武器となる同馬。
セントライト記念は直線で包まれて進路が無いまま追う事が出来なかっただけに度外視可能の13着と言え、この馬の場合はペースがある程度上がっても問題無いタイプで、そこからペースを落として再加速できる器用さを持っているだけに、その点では長距離向きと言えます。
菊花賞も前半が速く、中盤緩めて後半が再度速くなるラップ推移となっており、前半の有酸素運動、後半の有酸素運動のバランスを高いレベルで備えているタイプと言え、弥生賞では瞬間的なギアチェンジからトップスピード面でもある程度高いレベルのものを見せて12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.0 - 11.9のラップ推移の中で要所で出し抜く競馬ができており、ディープボンドとは異なり中盤が緩むような展開に持ち込むことが出来れば崩れる不安の少ないタイプと言えます。
春天のパフォーマンスを考えればディープボンド比較で圧倒していると言えますが、昨年の有馬記念ではディープボンドに完敗を喫しており、エフフォーリアのポテンシャルが引き出されたときに皐月賞と有馬記念のどちらも突き抜けられている点は懸念材料と言えます。
凱旋門賞のハイペースでの凡走を踏まえても、日本ならある程度ペースを作って運んだ方が良いタイプと言えますが、阪神内回りだけ高いパフォーマンスを見せている点を考えても、今回の条件では過度の信頼は禁物です。
6ヴェラアズール(10着)
後半の素材面だけなら勝負になっていいだけのものは見せている馬で、ボッケリーニを物差しにした場合、これを正攻法のトップスピード戦で後ろから2馬身半差で千切るのを開幕週の阪神外回りの2400mでやるのは簡単ではありません。(ボッケリーニが2馬身半差をつけられたのは21戦して新馬戦と3キロの斤量差があった中京記念のみ)
少なくとも超スローの団子状態から直線のヨーイドンに近い形なら後方からでも届くチャンスはあり、ロングスプリント戦でも2走前のブレークアップを正攻法で捕えている点からも出し切れれば十分チャンスはある1頭と言えます。
ただ、ポテンシャル戦らしいポテンシャル戦を経験していないため、このレベルで馬場が重めの中で有酸素運動の競馬でとなった場合には未知数の要素が強くいだけに、ある程度のリスクを抱えている1頭と言えます。
16ディープボンド(8着)
今年の天皇賞春は、五分のスタートから押して4番手をキープして進めましたが3~4角で前が余力を持って加速していく流れに置かれ始め、直線序盤でタイトルホルダーには千切られて最後はテーオーロイヤルを何とか交わして完敗と言える内容の2着となりました。
高いパフォーマンスを見せた有馬記念との違いは3200mの距離にあり、逃げたタイトルホルダーがスピード的に余裕がある中でレースを支配してた中で加速できる余力を持っており、こちらはこの流れでついていくと後半のポテンシャルが甘くなるため、距離が延びて中緩みが生じた方が良いタイプのタイトルホルダーに対して、タイトな展開でパフォーマンスを高めるディープボンドの適性面の差が出た内容と言えます。
ディープボンドのベストパフォーマンスは有馬記念で、超ハイレベルメンバー相手に2着に好走できており、全体で流れるほどパフォーマンスは安定しますが、3200m戦ではどこかで緩みます。逆に、タイトルホルダーは流れた場合には2500mでも短い印象があるため、今後もこの2頭を考える上で重要なポイントと言えます。
昨年の有馬記念がこの馬のベストバウトで、年末の時計が掛かる中山内回りで器用に立ち回ってロスを最小限に抑えて2着に踏ん張れており、ここではタイトルホルダーを楽に捕えて強い競馬をしてきたエフフォーリアとの比較で最後はポテンシャルで一段見劣ってしまいました。
クロノジェネシスを破っているという点で見や、アカイイトやアリストテレスとの決定的な差という点でも、有馬記念の舞台なら上位に入ってきていい1頭と言えますが、大外枠というのは割引が必要です。
ワイド
5-9 5万
ワイド3.4倍的中となりました。