【無料】先週の重賞レース:エルムステークス【回顧】
重賞回顧:エルムステークス
1:42.8 48.1-48.5 M
6.7 - 11.0 - 11.9 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 12.2
1着06セキフウ
五分のスタートを着た後は狭くなったので控えて後方からの競馬となり、切り替えて後方馬群の中目で進めていく格好となりました。
2角過ぎでペースが落ち着いて中団列までが凝縮する中で離れた後方②番手でスペースを維持し、3角に入って少し外を通しつつスペースを潰しながらスピードに乗せて中団に入り、4角でスペースを詰めて前のロッシュローブが押し上げた後ろを通し切って出口で外に出すと、直線序盤で右手前のまま渋太く伸びてL1でそのまま伸び続けて前のワールドタキオンを捕えての半馬身差の勝利となりました。
この馬は東京で直線右手前で良い脚を使うタイプで、札幌で右手前を維持し切って突き抜けるパターンにリンクしている可能性があり、函館ではコーナーがきついのでコーナーでスピードに乗せ切れないので総合力型に見劣ってしまいますが、札幌1700の高速ダートは3~4角でスピードに乗せやすいために素材を出し切れたと言えます。
コーナーで速度に乗せやすい緩いコースは距離ロスがあってもスピードに乗せて弾けるタイプにとっては大きくプラスに働く事があり、セキフウのこれまでのパフォーマンス(今回だけが突出して高いパフォーマンス)を考えても、札幌の緩いコーナーとスペースを生かした仕掛けでこの馬の良さが出たと言えます。。
2着ワールドタキオン
まずまずのスタートを切った後は、主張してきた外のタイセイサムソンを行かせて番手外から進める格好となり、道中はコントロールしつつ進めて3~4角でタイセイサムソンが怪しい中で早めに仕掛けて直線序盤でスッと離し、L1で外からセキフウに捕え切られて半馬身差の2着も3着以下は2馬身半の差をつけました。
この馬の場合はスピード面で勝負できる馬ですが、序盤でコントロールした事で後半の素材面でセキフウが取り付きやすい展開にはなってしまいました。
今回は仕掛けというよりもう少しペースを引き上げて後続の仕掛けを待てる立ち位置を取る必要があり、各馬が早めに詰めてきたのとタイセイサムソンが失速したので動かざるを得なくなり、仕掛けの問題というより全体のレースメイクで甘さが見られました。
機動力は備えていますが、一旦抜け出してからソラを使っていたため、ハナを切ってもう少し引き上げてレースを進めた方が良かったように思えます。