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【無料】先週の重賞レース:秋華賞【回顧】


重賞回顧:秋華賞
 
超スローペースの展開で仕掛けも遅い形になり、L2最速で11.0、L1で11.4とかなりのギアチェンジ戦となりましたが、3角下りでも上がり切らないので待つことが多い川田騎手が早め仕掛けをしてしまうぐらいに全体の仕掛けが遅くなっていました。

紫苑ステークスの覇者モリアーナは道悪馬場を克服した強みから進路を内に拘りましたが、それが結果的には裏目に出る展開となりました。
今回はリバティアイランドが想定以上に良い位置を取れており、4角で動いた時点でリバティアイランドの勝利が確定的となりました。
今年の秋華賞は、難しい展開の中で勝負どころまでに外に出せたのが一番の勝因で、次に川田騎手が仕掛けを待たずに動いて行ったのが第二の要因と言えます。

ゴール前のマスクトディーヴァの猛追を見ると、川田騎手が仕掛けをミスしていたら逆転されていた可能性があった内容と言え、川田騎手の仕掛けのポイントが明暗を分けたと言えます。
川田騎手は今回の展開では我慢しているうちに蓋をされて出し切れずに取りこぼす競馬が見られましたが、リバティアイランドの力を信じて動けた事が大きかったように思えます。

今回はオークス組に3馬身の差をつけており、この世代のライバルはマスクトディーヴァのみと言えます。
3着のハーパー以下は0.5秒も離れており、L2の11.0が早めに動いたリバティアイランドが刻んだラップとなるため、リバティアイランドとマスクトディーヴァ以外はここまで速いラップを踏めていないと言え、後半特化の競馬でこの2頭だけが違うレベルの競馬をしていたと言えます。