【無料】先週の重賞レース:東京スポーツ杯2歳ステークス【回顧】
1:45.8 46.7-46.9 M
12.8 - 11.2 - 11.2 - 11.5 - 12.2 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.0
1着ガストリック
出負けした後はすぐに出脚がついてリカバーしつつ最低限の位置を確保し、道中は無理は前にスペースを作りながら進めて3~4角では後方から内のスペースが広がったところで押し上げ、1000m通過が58秒9の流れでも脚を溜めて中団で直線に入る恰好となりました。
直線序盤で右手前に替えて2列目となり、L2地点で前とは2馬身の差がありましたが、ジリジリ詰めてL1地点で前のドゥラエレーデを捕えてダノンザタイガーを振り切ってクビ差の勝利となりました。
序盤は後方でスペースを維持して運んでいましたが、スペースを詰め過ぎなかった事で3~4角で大きく広がった最内のスペースを押し上げながら通す事ができました。
直線はしっかりとロングスプリント的な脚を使って伸びてきていましたが、例年と比べると時計やラップ的なインパクトは大きくないため、クラシック戦線に結び付くパフォーマンスとは言えない感じの内容と言えます。
今回は押し上げるポイントがあった点と、そこで最内をスムーズに押し上げるスペースがあったのが噛み合った印象が強く、展開次第では逆転される可能性も示した内容と言えます。
2着ダノンザタイガー
スタートで若干出負けし、好位列が凝縮していたために中団外で我慢する格好で序盤は進める競馬となりました。
道中はそこから下げてスペースを広げつつ3角で外目に出し、3~4角で中弛み気味の流れに外から促しつつ追走して後方で直線に入ると、直線序盤で右手前に替えて追われるも反応が悪くて追い辛そうな場面があり、L2地点で徐々に後方から伸びてL1地点で内のガストリックにクビ差まで迫って2着惜敗となりました。
直線での反応は良くありませんでしたがL2以降は良い脚を見せており、平均の流れに対応してきたのは一定の評価が必要です。
今回はガストリックがかなり嵌ったため、正攻法の競馬でクビ差なら勝ちに等しい競馬と言えます。
ただ、時計、ラップ的では物足りないだけに世代レベルが低い可能性もあり得ます。