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2024.11.6 リノベーション現場で気密測定を実施しました。

会津若松市内のリノベーション工事現場で、気密測定を行いました。

リノベーションの場合は、
既存構造体の曲がりなどのクセがあったり、
基礎の精度がいまいちだったりして
なかなか気密をしっかりと確保するのが難しいので、
どういう結果になるのか、少し不安がありましたが
測定結果が0.3㎠/㎡となり安心しました。

測定していただいた方のお話しでは
リノベーションでここまでの数字が出るのは珍しいとの事でした。

気密を取りやすい施工を考えながら設計して
職人さんが丁寧に施工してくれると
ちゃんとした数字がでる事がわかり
今回の測定結果が自信になりました。



スリートラスト工務店では、全棟気密測定を実施しております。
なぜ、気密測定を実施するのかというと
断熱性能をいくら良くしても気密性能がしっかりしていないと
快適な住環境にする事ができないためです。

では、どのくらいの気密性能があればよいのかですが、
北欧住宅研究所様の研究で、気密レベルに応じて風がふいたときに
どれくらいの漏気量があるのかの数値結果があります。

それによると風速6m/秒の風が吹いたときの漏気量が
C値1.0㎠/㎡で、0.19回/時
C値0.7㎠/㎡で、0.10回/時
C値0.5㎠/㎡で、0.04回/時
C値0.36㎠/㎡で、0.00回/時
になるとされてます。

C値1.0㎠/㎡の建物だと風速6m/秒以上の風がふくと、1時間あたり室内の空気が約20%漏れるというとになります。
という事は、気密性能によって快適さ(暖かさや涼しさ)と冷暖房エネルギー量がかわってくるという事になります。

結論的にどのくらいの気密性能があれば良いかというと
上記で述べた点も踏まえて、C値が0.5㎠/㎡以下であれば住環境には大きな影響がないと考えております。

スリートラスト工務店では、
これらも根拠に基づき丁寧に施工し、
品質を保ってまいります。



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