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2023.12.11 坪単価は参考になる?
坪単価はいくらですか?と、お問い合わせをいただく事があります。
坪単価とは1坪(約3.3㎡)あたりの建築費用の事で、「住宅の価格」÷「床面積(坪)」算出します。
ここで注意が必要なのが各会社によって住宅価格の算出が異なったりしている点です。
床面積をポーチやバルコニーを含む施工面積として計算したり、
建物本体価格として、仮設費用や設計費用などを別途計上する場合もあるようです。
本来かかる費用を別途計上したり、施工面積(ポーチやバルコニーを含む面積)で割ると坪単価は安くなります。
例えば、
延床面積30坪
ポーチ、バルコニー、小屋裏収納 5坪
施工面積35坪
建物本体価格2300万円
仮設費、エアコン、カーテン、照明等その他費用 200万円
外構費用 200万円
設計費用 100万円
の建物で計算してみると、
建物本体価格 2300万円÷35(施工面積)=約65.7万円 別途費用500万円となります。
例の建物総額を延床で割った場合は
工事費総額 2800万円÷30(延床)=約93.3万円となり、同じ建物の坪あたりの金額なのに27.6万円もの差額がでてしまいます。
これらを考えると坪単価のみで比較検討するのが、意味があるのか疑問に思ってしまいます。
弊社に坪単価のお問い合わせ頂いた場合は、実際の費用を明確にした方が
お客様の資金イメージがつきやすいとの判断で、
「工事費総額÷延床」にてお答えさせていただいております。
ですので、高い!と思われるお客様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にかかる金額をイメージしていただくのには、必要な事だと考えておりますので、ご理解いただけますと幸いです。
又、実際は工事費用のほかに住宅ローンにかかる費用や登記費用、保険代などの諸費用もかかりますので、工事費用+諸費用の総費用を考慮しながら、資金計画をしていくことが重要と考えております。