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ヒヨコの飼育

1羽目が生まれてから約1日後にもう1羽も孵化した。
孵る可能性のありそうな卵はもうひとつあったが、その後温め続けても何も変化がなかったのでおそらく中で亡くなってしまったようだった。

かくして我が家に2羽のヒヨコが誕生した。

 鶏は大きくなればとても丈夫な生き物だけど、ヒヨコの期間はとても寒さに弱い生き物だそうだ。
昔々子供の頃お祭りで買ったヒヨコも5月だったけど凍死してしまった。

大切なヒヨコが凍死しないよう、私は家にあった足温器と段ボールで飼育を開始した。
足温器と段ボールの隙間にヒヨコが落ちないように隙間はタオルで塞いだ。
ヒヨコは足温器の上が気に入ったようでそこで温まっていた。
最初の食べ物は水でふやかした白米をすり鉢で粗く潰したもの、ゆで卵の黄身(これはネット上で賛否が分かれていたけど私は数日与えた)
醤油を入れるような小皿に餌、もうひとつの小皿に水を入れておいておいた。あまり食べている様子がなかったので心配だったけど、何日かしたらよく食べるようになったので、はじめはそんなに食べなくても生きていけるものなのかもしれない。
しばらくしたら刻んだ小松菜やきのこも与えた。今もだが、鶏はきのこが大好きだ。

生まれた日の雛。チェック柄なのが足温器、散らばっているのはシュレッダーのゴミ‥隙間を埋めるためと防寒のため

私が選んだ茶色い種類の鶏(‥多分‥ボリスブラウン)は
メスだったら茶色っぽい雛、オスだったら黄色っぽい雛らしかった。
最初に生まれた足の悪いヒヨコは茶色っぽく、次の日に生まれたヒヨコは黄色っぽい色をしていた。
オスメス1羽ずつ生まれて来たのだった。

 子供と一緒に名前を考える。兄10歳、妹7歳の普段そんなに仲がいいタイプではない兄妹だけどヒヨコの可愛さに二人ともメロメロで、ずっとヒヨコにべったりだった。
オスはピー助、メスはココという名前に決定した。


ココとピー助

次回
ヒヨコの飼育 室内編へつづく

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