仙腸関節障害の診断

仙腸関節障害の診断には、まず患者さん自身にどこか痛いか指し示してもらい、仙腸関節を指しているか、鼠径部痛を訴えているか?仙腸関節に圧迫を加えるテストで痛みが誘発されるかなどがまず調べます。レントゲン画像で、仙腸関節の異常がない場合もよくあることで、鼠径部痛があっても股関節の関節裂隙(軟骨の厚み)が狭くもなく、臼蓋形成不全(股関節の屋根の被りが少ない日本人に多い骨形態)があっても軽度で腰椎の側弯症(まっすぐでなくS字状に曲がっている状態)があることはよくあることです。

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