今日もaudible 第13回: The Killing
audible uk の会員ですが、リンクは日本版のaudibleにしました。
audible uk については下記をご参照ください。
今日もaudible: ところで audible uk って何?
原作ドラマ
数年前にFODでこのドラマを見ました。
つぎつぎ真犯人と思われる人が出てきて、見ごたえがありました。
おもしろいなと思っていたら、デンマークで放映されたもののリメイクでした。こちらを見たいものです。
上記のサイトにありますが、イギリスでノベライズ化されたそうです。
そうとは知らず、原作小説の英語翻訳版かと思って、The Killing を audible uk で購入したのが数年前のことです。
特捜部Q(Department Q)の第2作のあまりの残忍さに心がつかれてしまったので、The Collector と、この The Killing を再聴して、自分を取り戻したのでした。
この記事を書こうとして上記のサイトを見ていたら、シーズン3に出てくる登場人物として特捜部Qで主人公を演じた俳優の顔が出ていて、なんだかうれしくなりました。
この作品のあとに特捜部Qが公開されたようです。
私が見たアメリカ版リメークはタイトルにある通り事件発生から解決まで26日間ですが、原作ドラマは20日間です。
そのためか、原作ドラマがノベライズ化されたものは、私が視聴したアメリカ版ドラマとはいろいろ違いました。
原作ドラマから6日間分伸ばすために、アメリカ版では人間関係を変えたり、登場人物の背後にあるものを変えたりしたのでしょうね。
ネタバレになるので、詳しくは書きません。
私が audible で聴いたものとアメリカ版のドラマに共通しているものを挙げるとすれば、殺された少女の母親役のヒステリーぶりでしょうか。
声を聴いていると具合が悪くなりそうでした。
原作ドラマではどのような演技なのでしょう。
The Killing
久しぶりに長い話を聞きました。Harry Potter の7よりははるかに短いですが。
日本版 audibleを貼っておきます。聴き放題対象外のようですよ。
それでは気になった表現をちょっとだけ書いておきます。
図書館に以前頼んで本を入れてもらっておいたので、引用はそこからです。
tell O to do
'tell'という動詞は命令するときに使うということを私は普段忘れがちなのですが、こんな文脈なら忘れません。
I'm telling you to do this. Not asking.
頼んでるんじゃない。やれといっているんだ。
全編にわたって、殺人事件の真犯人探しに選挙がからんできます。
崇高な理想を説くだけの候補者はいろんな筋から叩かれます。
念のため tell をジーニアス英和辞典(第5版)で引いてみました。
[ SVO to do] O〈人〉に…するように言う、命じる
「命じる」は太字ではありませんでした。
get on one's good side
警察に尋問されている場面です。
この人物が何をした人だったかもう覚えていません。
というか、英語でノベライズ化されていても、人物名はデンマーク語で、しかも登場人物が多くて、人間関係を追いきれませんでした。
さて、get on one's good side ですが、ジーニアス英和辞典(第5版)の side の項目には成句としては出ていませんでしたでした。
Web版のOxford English Dictionary (OED) で下記を見つけました。
また、電子辞書の英和活用大辞典で「《口語》人の気にいる、好かれる」という説明を見つけました。
最近はネットの辞書を多用する人が多いと思いますが、使用されている語を絞っての例文検索には電子辞書が便利です。その辞書に入っている複数の辞書から検索してくれますから。
「get&on&good&side」で検索して出てきたのは英和活用大辞典だけでした。
英和活用大辞典は問題を指摘されることもあり、慎重に利用する必要がありますが、OEDの定義と照合しても、今回の表現については問題はないでしょう。
依頼を表す進行形
Lund がこの物語の主人公です。女性刑事です。Viveke は母親です。
Lund は離婚歴があり、ひとりで息子の Mark を育てているのですが、再婚するために相手(Bengt)の国スウェーデンに移住するというタイミングで殺人事件が起きて、この物語は始まります。
引っ越す予定でしたからもう自分の家はないので、事件解決までの間母親の部屋に居候しています。
事件のことばかりで再婚するはずの相手とはすれ違い、デンマークに残りたがっていた息子の Mark は、スウェーデンには必ず行くと言いながらも出発しない母親に振り回されるのに疲れたのか、父親のところで暮らし始めています。
そこで Lund の母親のこの嘆きの場面なのです。
愛想をつかしてLundの叔母、つまり自分の姉妹のところにいくからと告げたところ、
「列車で行ってくれない?車は私が使いたいから」
と娘である Lund に言われたのでしょう。
この進行形は他の小説でも見たことがあるのですが、これは依頼ですよね?単純に列車で行くかどうかを尋ねているわけではありませんよね?
ちなみに引用の冒頭で move in with が出てきますが、私がこれまで audible で聴いてきた限りでは、軽いBL小説の最後でハッピーエンドの場合、これがよく出てきます。
意中の人に「一緒に住んでくれないか」と言われて、主人公は感極まるって感じです。
ハーレクインだったらプロポーズに相当するのでしょうか?ハーレクイン読んだことありませんが。
長くなったので、この辺にしておきます。