多摩川の生き物とヒト その105 水系 立川自然友の会写真展とカワラノギク研究 昭和記念公園で 23/5/1
立川で活躍している立川の自然観察友の会が昭和記念公園、花と緑のセンターで写真展を行っていた。写真と一緒にカワラノギクの研究報告があると言うので、昭和記念公園に出かけた。
展示してある写真はハナネコノメでは膨らんだ花の形が出ているなど、特徴がよく出ていた。だけど、埴沙萌(はにしゃぼう)さんのような光を生かしたりなどの印象的な作品はなかった。
カワラノギクの研究では模造紙一枚にまとめられ、昔の研究発表会風であった。(今は高校生の発表でもプリンターで造ったポスターを利用している。)この研究ではカワラノギクの歴史や会長の鈴木氏が種を採集し、保存していることが書かれていた。私は間違ったことを指摘してしまった。カワラノギクは1927年、原色で有名な保育社の図鑑を監修された北村四郎博士が立川で発見したと模造紙に書かれていた。私は同じく、多摩川で発見されたカワラニガナと勘違い、間違いではないかと言ってしまった。どこかでお詫びしたい。
また、模造紙の前には会長のSさんが種子を採取し、保存していた。この種子から今年、発芽した苗があった。来た方や学校などに種子や苗を提供していることも伺った。多摩川には苗などを移植していないとの事。しかし、誰かが、良かれと思って播種したり、苗を移植する可能性は否定できないと思った。下手をすると、関西でばらまけば、オヤニラミのよう国内外来種となりかねない。
これから、私たちと協力し合う関係になっていけばと思う。