![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169484258/rectangle_large_type_2_2017b995a4e48a5bc17f6f2074508918.jpeg?width=1200)
多摩川の生き物とヒト その267 水系 工事の立会い 羽村 ‘24/11/22
多摩川羽村市右岸、郷土博物館前にある川の勢いを和らげる水制が壊れている。この水制を直す工事に伴い、羽村取水堰魚道付近から河川敷内に工事用道路を通すとの事。
工事予定の河川敷内に貴重種はないか、確認を行った。業者3名、行政1名、自然保護団体として私が羽村取水堰魚道付近に集合。
業者の方は対岸から渡ってきて、行政の方は取水堰に降りて堰内部の通路を通り、こちらへ向かってくる。なかなかワイルドな光景。
魚道付近から工事予定の河川敷内を歩き、カワラノギクやカワラニガナなどの貴重種は ないかと捜す。コセンダンクサの海の中を歩く。
![](https://assets.st-note.com/img/1736686004-fkzAXSVKJL2UMRnj1Fc4qbgP.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1736686017-2UWu0vdF8ISRxNlGVqsteiZ3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1736728743-Rnb6vMS3C9o2r5IHKwgYqkG7.jpg?width=1200)
途中で小さいながらも生えているカワラニガナを見つける。いくつかあり、群落となっている。傍らに花を着けているニガナもあった。
この群落を避けて道路を作ることにした。さらに上流でも大きいニガナの株があった。ここには工事用道路は通らないが、工事を始めるにあたり、注意してもらう事にした。
穴が開いていて直す水制にたどり着いたが、以前、生えていたカワラノギクは結局、見つからなかった。これだけ、センダングサが繁茂しているので、絶えてしまったと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1736686055-cwkdSI3M2fGgCzZD9Nny8lBV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1736686064-WCsfi1e6cmTRJzPblwqVjkx9.jpg)
コセンダングサの実が業者の手袋にハリネズミのように付き、採るのを諦め、捨てざるを得ない事になってしまった。
コセンダングサなどの自然の驚異を知った一日だった。