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多摩川の生き物とヒト その256 旅 佐川しまなみ海道へ その1 24/10/28 和歌山まで

予定よりも遅れ、時間も勿体ないので反対していた圏央道経由で中央道に進む。そして大月から富士五湖有料道路へ。途中では雨に降られるは、霧が出てくるはと、さすがに雨男、雨女に恥じないだけはある。
裾野からは一般道かと思ったが、降りることなく、新東名へ。勾配やカーブが緩やかな三車線の高規格の高速道路。なんと、制限速度は120k/m。ここを一応105k/mの定速で走る。そのまま、目的の浜名湖付近まで行きたかったが、藤枝でトイレ休憩。天竜川の大きな流れが見えてきたら、浜松浜北という面白いインターを降り、また、天竜川を渡ったら左手に天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線天竜二俣駅があった。
もとは二俣線と呼ばれ、東海道本線が破壊された時の迂回線として第二次戦争中に計画されたもの。駅舎から水タンクや転車台などが見え、木造の駅舎と相まっていい雰囲気を醸し出している。

天竜浜名湖線通称天浜線の天竜二俣駅。
木造の駅で、この駅舎も含めて国登録有形文化財に指定されている。
使われていないが、トンボこと腕木式標識も残っている。
駐車場の右奥には車庫があり、水タンクなども残っている。昔、蒸気機関車が走っていた頃、給水するため。
岡崎にある八丁味噌。GIという原産地を表示す仕組みで、ここの元々の会社が認められなくなった。輸出などでは困る。どうなるのか。
伊勢鉄道鈴鹿駅。なんと、快速や特急が停まる。元々、伊勢線。
高架下のこじんまりとした駅。駅前には店がなく、静かな駅。駅舎では伊勢線の紹介がある。

天竜二俣からまた、新東名に戻り、岡崎市へ。新東名から東名までも立派な道路がある。例により、見学せず、岡崎城を見つつ、愛知環状鉄道の中岡崎駅へ。第三セクターにしては高架橋で電化もされている駅。それもそのはず、岡多、瀬戸線として岡崎から名古屋にかけて環状する予定だった線の名残。
GI登録をめぐり、名前が消えそうな八丁味噌を求めたのち、鈴鹿へ。長島スパリゾートなどがある伊勢湾岸の埋め立て地沿いを串刺しにする片側4車線の立派な橋を通り、一般道に抜け、四日市経由で鈴鹿へ。
四日市市は私が35年前の学生の頃、自転車で旅をし、通った町。田子の浦や富士市ではパルプの臭い、四日市では石油の臭いがしたが、今は車なので、匂いはわからなくなった。

天竜浜名湖鉄道の鉄印。ゴジラの特別なもの。
愛知環状鉄道の鉄印。日付もスタンプを利用した簡単なもの。
伊勢鉄道の鉄印。伊勢型紙という和紙を使っている。書体も面白く、地元の高校生が筆記した物。
和歌山高野山のふもとに宿があった。
周囲は静かな田んぼが広がる。
私は自転車旅行の時、この和歌山で堂を守っている方に泊めていただいた。野宿で、自炊をしながら旅をしていた。このような立派な宿に泊まれるとは、格別の感。
宿の近くには工場があった。何の工場なのだろう。

鈴鹿駅は高架下の小さな駅。駅前には駐車場しかなく、寂しい限り。鈴鹿駅がある伊勢鉄道は元伊勢線と言われ、津と四日市を短絡する線でその名の通り、特急や快速が停まる。JR東海が一体して管理すればいいのにと思う。ここから無料の名阪国道に入り、天理経由で和歌山の橋本へ。国道は高速道路みたいのが多く、ローカル線の天敵。
高野山近くの宿へ。予約システムは外国人などに対応した国際的な物で、振り込み済みなので、支払いは私も、宿の方も楽。民家の2階を宿にし、部屋を3つも使ってもいいと言われたが、一つだけにした。ピザだけの夕食だったので、少しお腹がすいた。朝食は地元の野菜のお浸しなどがあり、美味しくいただいた。これからこのような民泊みたいな施設も利用してみたい。

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