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多摩川の生き物とヒト その233 水系 府中工事の打ち合わせ    24/7/10

行政の方5名、業者の方3名、私達2名が参加。東京都稲城市にある多摩川原橋右岸に集合。まず、工事の概要の説明を受ける。

多摩川原橋下流寄リから。黄色いのは水位観測所のもの。打ち合わせの時、時間があったので調布の工事の下見をした。
調布市の河川敷は多くはグラウンドになっているが、岸辺はワンドなどがあり、地形的にも面白い。
カワラケツメイやカワラサイコなどが生えそうな川原。
河川敷には、やっと水辺に自然がある。
左端の赤い道はサイクリング道路、白っぽい石ころの道は災害用緊急河川敷道路。使われないように。これからここも工事が始まる。
打ち合わせの前、左岸に寄るとカワラケツメイがあった。

右岸側はコンクリート護岸を壊さず、グラウンド脇に工事用道路を作るという事。さらにグラウンドと上流の緑地の間に工事用道路から分かれて川に向かう道を作るそうだ。道路を作るために切り開く所はオギ原になっているが、作る範囲をできるだけ狭くし、影響を少なくするようにお願いした。行政の方もそのように行うとの事。
緑地の先で川原に入れる道がある。護岸近くは砂地になっていてオオキンケイギクが群生している。この暑さか、盛りを過ぎたのか、花はすでに茶色くなっている。
さらに歩いていくと、凸凹の所があり、凹んだ所に何か、ないかと目を凝らしたが、特に無し。

橋の上流側から。工事予定地を見る。
岸辺とグラウンドの間にダンプカーなどが通る工事用道路を作る。
この辺から川原へ通じる道を作る。
川原にあったカワラケツメイ
オギ原の端にあり、競争しているのだろう。

先のオギ原を越えると、石ころだらけの川原に出る。この付近が工事予定地。目当てのカワラケツメイを探すが、見つからない。GPSで位置を落としていけばよかった。ようやく、オギ原との境でケツメイがあった。工事で無くなってしまうが、私が考えた稲城大橋上流に移植するという事は将来、工事が行われるという事で無理。結局、安住の地は下流に作る均した川原に種子をまき、表層土も移植するという事で決着した。
他にビロードモウズイカが群生しているだけで、珍しい植物は無し。
戻る時に砂地になっている所に残土を置きたいという事を聞いた。工事終了後には残土を片付けるそうである。川の景観などを気に掛けるようになってきたと思った。
暑かったが、曇り空となり、風も吹き、少し楽だった。これから、調布、さらに府中と打ち合わせが続き、そして石田へと続く打ち合わせの一回目が終わった。

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