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多摩川の生き物とヒト その106 水系 海沢 カモシカとの出会い  23/5/4

丹波山村の先にある泉水谷に行こうと考えた。しかし、G・wなので、普段、混まない古里などの青梅街道が渋滞していた。この先も混むだろうと考え、行くことを諦め、海沢に変更した。
やはり、海沢は訪れる人が少なく、静かだった。

カツラなどの新緑が美しい。

均衡を破ったのはロックツリーを楽しむ団体だった。三つ釜の滝の一番上の滝から、下までロープを渡し、モモンガのように滑空するものだった。普段、入れない滝に入るので、生えている草などに気をつけてもらいたいと思う。

葉が伸びてきたイワタバコ、ダイモンジソウ。
ナガバノスミレサイシンかヒカゲスミレか。
ウワバミソウ。雌雄別株。これは雄株。
雌花を垂らすサワグルミ。
ウリノキ

ラショウモンカズラ、クワガタソウなどが咲き、チドリノキ、カツラ、フサザクラなどの新緑が美しかった。ミソサザイが鳴き、サワグルミの実にヤマガラがぶら下がって実を取っていた。

ヒメレンゲ。湿った所に多い。
ベンケイソウ科。小さいが、美しい黄色の花。
ラショウモンカズラ。花の様子が羅生門にいる鬼に似ているから。
美しいラショウモンカズラの花。下にある唇弁の毛の有無で種を分ける。この毛も鬼の腕の毛に見立てたのか。
実ったチャルメルソウ。チャルメラのようだ。
マムシグサ。
ガクウツギ。葉の形はウツギに似る。
花が清楚な、ガクウツギ。ウツギ科ではなく、アジサイ科。
クワガタソウ。オオイヌノフグリなどと同じ属。オオバコ科。
チドリノキ。もう実ができている。これは雌株である。ムクロジ科となり、属名だけ、カエデ属と名が残っている。
花が面白いウリノキ。

帰りにはゲート近くでニホンカモシカがいた。すこし、年配だったのか、余裕があり、私達がいても、対して気を止めず、アジサイの葉などを食べていた。

ニホンカモシカ。林道近くにいた。日本固有種。おとなしいので、地方によっては「ニク」などと言われている。
私達がいても、草をはむ。海外の動物園では珍しい。
時折、警戒する。目の下に眼下腺が見える。
大きく、毛が汚れているので、年配か。

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