多摩川の生き物とヒト 水系その61青梅河辺と昭和用水堰工事下見 22/11/1
最初に河辺の現場へ向かう。羽村の宮前地区を通る。ここは学生時代、(約30年前)圏央道建設反対で揺れた所。騒音の増大や景観の悪化などで反対運動が羽村をはじめ、各地で起きた。今では圏央道の橋ができ、トラックなどが多く走るなど、隔絶の感がある。
その圏央道多摩川橋梁下をくぐり、河辺の現場へ。この辺は崖になっていて、崖沿いにマンションが立ち並んでいることで有名な所である。この工事はまだ、コンクリートで固められていない所を補強するもの。すでに工事が始まり、急斜面にヒトがへばりつき、工事の準備をしていた。大きなケヤキとシラカシとおぼしきカシが工事現場の中央に生えていた。この巨木を残すように要望した。
次に秋川合流点付近に行った。昭和用水堰は魚道の改良だそうである。ただ、合流点付近は生態系保持空間のため、中洲などの改変は避けたほうがいいと思った。また、堤防上や斜面には問題となる植物等はなかったが、ただ、ボケなどが生え、良い環境となっていた。工事用車両が通る堤防上は踏みつけたりしないように思った。
要望として中洲などの保全と土手の変化を抑えてほしいとの要望を出した。