多摩川の生き物とヒト その103 水系奥多摩むかし道 23/4/20
奥多摩湖からのむかし道は歩いたことがなかったので、奥多摩の水根から歩く。青梅街道奥多摩湖そばの大麦代トンネルのすぐ手前で右に曲がり、坂道を登っていく。ヤマカガシがいて写真を撮ろうとしたら逃げられてしまった。面白い草があるという理由で足を付き、そこから推してしまった。
右は青目不動尊と書かれた分かれ道を右にはいかず、直進。先には休憩所もあったが、鍵がかかっていた。平日なのか、それとも、まだ、季節ではないようだ。
戻り、不動尊等へ指示された道を進む。不動尊も閉まっていたので、迂回して、坂を上がり、人家の間の道を進む。庭先の中を進むような感じである。水根新道の碑がある所へ。今から100年前の明治時代、新しくできた青梅街道からの道を造ったそうである。青目不動尊は表からも入れなかった。不動尊近くの沢ではエイザンスミレの花が終わり、イワタバコの新緑が美しい。周りの木々も新緑で本当に美しい。
中山トンネルの上を進むが、少し、斜面などが崩れていた。立派なスマホの基地局はあるが、人家は廃墟になっていた。墓も残っていたが、墓参りも大変だろう。2,3件集まった集落を抜け、折り返して進む。途中で神社があり、ここで会員の方が行方不明になった所である。(後日、皆が遅いので、先に帰った事が判明。)
ダムを俯瞰する所まで下りる。この辺は家の基礎が残っているように居住跡がある。いつか来たことを思い出す。昔、合宿で旧道所分校に泊まり、この分校からダムまで行ったことを思い出した。この分校からの道と出会った所で昼食。
休憩場に近く、ヘヤピンカーブになっている所から、自転車でやっというか、押さないで走り出す。グラベルという自転車はタイヤが太く、山道でも走れるが、山道を自転車で走るのは危ないし、登山者やハイキングの方にとって危険だし、不快である。私も何十万円もする自転車をもう一台と妻に言う勇気はない。
むし歯地蔵、馬の水飲み場など、むかし道という旧青梅街道は昔の生活に根差したものが多く残っている。
白髭神社は石灰岩から成り立っているが、倒れないかと思う。斜面をよく見て、フズリナなどの化石がないかと目を凝らす。
境から下りになるので気持ち良く走る。槐木(さいかちぎ)までは時間も無くなったので、終了。また、ここから走りたいと思う。