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多摩川の生き物とヒト その278 水系 カワラノギクプロジェクト ‘24/12/22

カワラノギクの保護を目指した福生市永田地区で行われているカワラノギクプロジェクト。福生市役所から3名、国交省8名、明治大学の先生と学生、それに市民が参加。今回は種子の採集。
寒くなってきたが、途中で歩いてきた林や草むらにはまだ霜が降りていない。
冬枯れの中、保護区で種子の採集方法などを聞き、採集開始。たくさんの株が生えているF工区などで採集し、小一時間ぐらいで採集し、終了。
一つの株の花から約250個、10株から採ったので250×10 = 2500 個
17名が参加したので 2500 × 17 = 42500 個。 約4万3千個ぐらいの種子が採れたことになる。
採った種子は冷蔵保管し、台風などで株が流された時に再び播種できる保険代りとなる。ただ、新たに保存した種子をどこかに播種する事はしないで欲しい。

ヤブに近い所で生えているカワラノギク。すでに種子だけになっている。
ポンポンみたいな種子を着けている。一つの頭花は250個ぐらいの種子で構成されている。
行政も市民も大学もみんなで種子を採取している。

北風が強く吹き、吹きさらしの川原だったので、採集後、早々と解散した。ただ、明治大学の学生さんは種子散布の調査を行っていた。風が吹き、散布の実態を調べるのにはちょうど良かったかもしれない。
我々が永田橋を渡って帰る時にも寒い中、川原には学生さんが残り、調査をしていた。
他人事ながら、データーを集めるのは大変だと思う。

人工芝に種子が付くのを調べる。


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