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多摩川の生き物とヒト その166 水系       狛江 二ヵ領宿河原堰改修工事    の下見           23/10/13 

狛江市の二ヵ領用水の宿河原堰改修工事の連絡が入る。妻を”二人展”の会場へと送り込み後、二ヵ領用水へと向かう。二ヵ領用水堰近くの狛江市緒方に止める。
堰付近は良く、多摩川自然観察会で来ていた所。いつ、訪れてもいい所だし、懐かしい。マンション脇から堤防を横断し、下る。大きなシダレヤナギの下では文字通り、木陰で休んでいる人もいた。

堤防の小段からの道。道の両側をオギなどが覆う。
大きなシダレヤナギ。
水辺に広がるウチワゼニクサ。外来種による交代が起きている。
ウチワゼニクサ。水槽などで植えられる、いわゆるアクアリウム用だったのが逃げだしたもの。
マコモ。岸辺に群生している。
太った若い茎を真菰茸だけと言う。感染し、黒くなった穂を鎌倉彫などで、研磨剤として利用する。
シダレヤナギ近くに石ころで被われる河原状の所がある。


岸辺に近づく。ウチワゼニクサやマコモが岸辺を生い茂っている。さらに進むと、石ころだらけの川原みたいになっている所があった。ここを利用すれば、他の湿原や草原は負担にならない。川原みたいの隣はチヂミザサと思っていたイネ科が群生し、足元にはヤハズソウが密生している草原になっている。この草原から岸辺に向かうと、足元がぐちゃぐちゃしてきて、ウチワゼニクサが覆ている所やサンカクイやイなどが生えている面白い湿原に出た。これらの湿原や草原の保護を訴えていくつもりである。

川辺に近い草原。
シバの花か。

湿原を抜け、再び、川原状の所に戻り、多摩川緑地の周遊の道を上流へ歩いていくと、セイバンモロコシの草原があった。中に入ると、岸辺が崖になっていた。セイバンモロコシという外来種であるが、面白い草原になっているので、ブロック製作場や休憩所などで草原をつぶしたくない。

岸辺の様子。
オオカナダモ。水草でよく使われる。
ホテイアオイ。狛江は外来種の天下。
サンカクイなどが生えている湿原。
ミゾコウジュ
ヒレタゴボウ。アメリカミズキンバイとも言う。水辺を好む。
ヒレタゴボウ。4弁花で、マツヨイクサと同じ、アカバナ科とわかる。
サンカクイ。茎が三角形だから。
イなどが生える湿原
草原を通る小道。
水辺に生えているオギ。
ススキとは違い、種の毛が多い。


緑地公園の川辺に多い、セイバンモロコシ。群落を作っている。


福生まで、妻のお迎え時刻までに余裕で間に合った。

小田急ロマンスカーⅤSEが下っていく。速すぎる12月20日ラストラン。

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