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多摩川の生き物とヒト 番外 その49 秩父へ           22/10/1

S氏が遭難したところを訪れた。途中で家族の方と合流。さらに民間の遭難救助隊の方も一緒になった。林道の手前で車を置き、歩き始める。林道から森林鉄道跡の道へと進む。細いレールが残っている。よくこんなレールで丸太などを運んだものと思う。

森林鉄道のレール跡。クロッシングになっていて、ここで交換したと思われる。もう、土に埋もれている。
水がとうとうと、流れている。
シオジ、サワグルミなどが川を覆う。
沢沿いに水が流れ込む


時には滝のように水が川へ入る。

途中では何回か、沢からの水が流れている所を横切る。眼下ではシオジ、サワグルミ、カツラ、エンコウカエデなどのカエデ類などの巨木や巨岩もあり、素晴らしい渓谷になっている。1時間ぐらいで遭難したと思われる出合に着いた。ここから先は本格的な登山道となり、つり橋を渡り、巻きながら上がっていく。救助隊の方は道がない川の本流をたどり、リュックサックなどの遺品や遺骨を見つけてくださった。おそらく、登山道から転落したのだろう。

カツラ 土が少しのところで根を張っている。
シオジ、カツラと並び渓谷の代表的な樹


川が流れ込む。滝のようで、川霧が漂う

どうして登山道で転落したのか、知る術は無い。登山道からも倒れている姿が見えたかもしれない。遭難犬を入れ、匂いでわからなかったのか。
後、少しで平らな道に出会えた。本当に返す返す、残念でならない。

ヒキガエル 山を昇ったりしているカエル
シロヨメナ 林道沿いで。春にもう一度行ってみたい。 
好きなビールとコーヒーを捧げた。

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