多摩川の生き物とヒト その40 水系 奥多摩 日原 22/08/19
30年間から石灰石採掘問題で揺れている天祖山を久しぶりに見ようと日原に出かけたが、予定を変更した。私は日原小学校跡から延びる巨木の道を、連れ合いはふるさと美術館を見学することにした。 小学校裏の道を上る。途中で木の皮が剥ぎ取られていた。シカの食害や角とぎである。スギなどの樹皮を剥がしてしまう。登りきると林道と出会う。林道を超えると日原鍾乳洞の方へ出てしまうので、林道を下る。ボタンズルやタマアジサイなどと出会う。
また、ふるさと美術館に戻ったが、隣の巨木ギャラリーからなじみのある声が響いている。連れ合いと平岡さんの奥様と山などの話で盛り上がっていた。巨木ギャラリーは平岡忠夫夫妻が全国をまたにし、生き生きとした巨木をスケッチし、絵に仕上げたアトリエである。細く黒い線は絵筆ではなく竹を使って描くよりもけがいたものである。カツラやトチノキなどの巨木の偉大さには圧倒されてしまう。
巨木のスケッチを堪能した後は日原鍾乳洞付近へ向かう。鍾乳洞が休みのせいか、静かだった。昔、多摩川の自然を守る会の観察会で鍾乳洞を見学した時、中が暗いせいもあり、参加者がバラバラになってしまった。リボンでもつけとけば良かったと言っていたのを思い出した。
一白山神社では特に、イワタバコが旬だった。また、奥の梵天岩方面に秋にでも行ってみたい。
植物 イワタバコ(f)、 カワラニンジン(f)、ボタンズル(f)、 ダイコンソウ(f)、イワギボウシ(f)、