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多摩川の生き物とヒト その159 水系 観察会の下見  福生から羽村まで                        23/10/6 

10月の観察会の下見に、福生から羽村までを行く。さわやかな中を走る。
例により養魚場脇から小作取水堰の上の道を通っていく。まだ、しゅんせつ工事はしていなかった。
阿蘇神社の参道では盛りを過ぎたヒガンバナがあり、そのそばには黄色い花があった。間違いなく園芸種と思うが、種名は不明。ヒガンバの中にはもう、種子を着けているものもあった。

阿蘇神社参道付近にて。
ヒガンバナの根元には何やら、目立つ黄色の花が。
サフランか。キバナタマスダレと思う。ヒガンバと同じ科。

途中の三本杉付近の堤防の斜面にはシロバナマンジュシャゲも。この花の分布は九州なので、誰かが植えた物だろう。自然の分布が狂ってしまう。
羽村取水堰を通り、玉川上水を渡るが、映画で有名になったアオサギはいなかった。
永田橋たもとの通称、三角地点では、誰かが除草し、カワラノギクが育ちやすくなっていた。つぼみも付けているものもあった。
永田橋を渡り、土手から、保護区へ進む。アレチヌスビトハギがたくさん生えていて、入りたくない。小川を渡るが、危ないので、道を手直しした。
保護区に入れる事を確認し、引き返す。

永田橋のたもとにある、通称三角地帯。地元の人がカワラノギクを播種した。
除草しており、手を尽くしている。
つぼみを着けたノギク。
ロゼットもあった。

堤防に戻る。堤防には四角く囲まれている所があり、ここでは除草は行われていない。この通称、保護区へと進む。保護区にはツリガネニンジンやワレモコウなどが咲き、体裁を作っている。さらに、その先の保護区ではノアズキやナンテンハギなどが美しい。

アレチヌスビトハギ。種子はつくと、簡単に取れない。
草が刈っていない所が保護区。


ワレモコウ。バラ科になっている。


ナンテンハギ。美しい花を着けている。
マメ科で、ナンテンみたいな葉を着けることから。
ノアズキ。黄色い花が印象的。
これも、マメ科だが、変わった花の形をしている。
アキカラマツ。花びらの形がカラマツに似ている事から。
ナツトウダイ。もう、夏ではなく、春に花は終わった。
イネ科。クサヨシか。
あきる野市が調査をしている。


あきる野市のグラウンドから小道を入る。ヤブランが咲き、チヂミザサが足もとにある。所々に穴が開いている。誰かか、イノシシのせいか。
羽村大橋下ではゴミが集まっていた。だれが何のために。

チヂミザサ。


フユノハナワラビ。胞子を着ける胞子葉が出てきている。


これもくっつく。キンミズヒキ。タデ科ではなく、バラ科。いろいろな方言がある。
チカラシバ。白いのもあるらしい。


小道を右手に取り、堰沿いに進む。堰下レクレーション広場に出て、羽村堰下橋をくぐる。
かつて、羽村の有志の方が作ったカワラノギクの畑は草が茂り、場所も特定できないほどである。
堤防に上がる所で、カワラサイコを捜したが、見つからず。別の日に、丘陵へ行く時などに改めて探すつもりである。くぐった堰下橋を渡り、戻る。
例によって、ヒカリゴケを見る。コケはだいぶ輝きを失っていた。

誰かが植えたシオン。

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