多摩川の生き物とヒト その245 水系 稲城工事の下見 ‘24/9/7
何やかやで出発が遅くなった。速く着きたいので、根がらみ前田んぼなどには寄らず、サイクリング道路に直接出る。
多摩川の水はだいぶ減ってきた。羽村堰付近では隠れていた中洲が表れてきた。福生市永田にあるカワラノギク保護区ではポプラよりもだいぶ水位が下がってきた。しかし、昭和用水堰では相変わらず、水しぶきが舞い上がり霧を作っている。
向かい風が強く、あおられる。しかし、スピードが出ているのは緩やかな下り勾配のせいか。
武蔵野線は台風などでダイヤが乱れ、大変な様子。貨物列車が通らない。
是政橋で右岸に転線。是政橋上流の川原はきれいに草などが流され、石ころだらけの川原になった。右岸の大丸用水堰撤去工事は終了し、土手などにあった立ち入り禁止のオレンジフェンスなどは撤去され、河川敷などは静かになっていた。
是政橋を横切り、土手の上のサイクリング道路へ。工事用道路は河川敷の中を通っている事を思い出し、慌てて河川敷の道路を見ていく。カワラサイコなどは生えていないかと見ていくが、無し。この道路の両側はメドハギやヤハズソウなどが生えている良い所。
グラウンド脇を通り、工事予定地へ。河川敷を通り、水辺の工事予定地に通じる道を作る計画だが、まだ、道は無い。そこで、グラウンド脇から川辺に出ようとした。途中までエサ入れなどがあり、野良猫のエサやりの道らしき道を行く。その先は恒例のヤブコギ。くぼんだ所にはカワラケツメイがあった。ススキやクズなどに足を取られ、ノイバラの棘に刺されて行く手を阻まれ、その先には行けない。今日は諦めて打ち合わせの時に工事予定地の水辺に近づきたいと思う。
河川敷から堤防に戻り、ナシを求めるが、やはり、稲城というブランドナシのため、値段が高く、諦める。
帰り、稲城大橋付近の工事はすでに始まっていた。サイクリング道路が横に移動され、その跡に工事用車両が通れるようになっていた。ナンテンハギなどが生えていた河川敷の草原はきれいに整地されていた。ケツメイはどうなったのだろうか。
多摩沿線道路と接するサイクリング道路では工事車両が出入りしやすくするために簡単な車止めが置いてあった。
工事予定地を後にし、左岸へ転線して少し、足取りが重くなったが、夕刻が迫る中を戻った。
後日、風呂などで足を見たらバラの棘が入っていた。棘が入っても、化膿しなくなってきた。
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