多摩川の生き物とヒト 水系 251 博物館めぐりへ ‘24/10/17
今年(2024年)は青梅線開業130周年を迎えたので、沿線の青梅、羽村、福生、昭島、立川の各郷土博物館が合同して特別展を開いている。今日、その中で青梅と羽村の郷土博物館を見に行く。
娘達は12日に帰ったので気兼ねなく出かけられる。妻は趣味のサークルへ。孫は温暖化などによる環境悪化の大変な時期なのによく、生まれてきたと思う。人口増になるとか、地域の担い手などを気にしないで、子が欲しい人が安心して育てられる世の中にしていくべきだと思う。また、国連が4回も勧告を出している夫婦別姓、同性婚などの鉄壁の制度が変わらなければ、さっさとこの国を出て行ってもいいだろう。
まず、青梅駅近くにある青梅市民会館の跡に出来たネッツたまぐセンターを見る。団体活動室などがあり、市民活動ができやすくなっている。しかし、大きなホールは無く、子供達は羽村や昭島などのホールへ行く。文化とは程遠いのが青梅市だと思う。
七福神の一つ、恵比寿さんがある清宝院近くの坂を下り、柳淵橋へ。たもとにあったプールは無く、がらんとした広場に変わっている。橋を渡ると、川原はバーべキュ―禁止のためのテープで囲まれている。
釜の淵公園に出たが、一部は落枝のため、通行禁止。ナラ枯れ病等のため、このように立ち入り禁止にするところが増えてきた。林内はカシワバハグマが咲き誇り、美しい。アザミの花があり、ウバユリが大きな実を着けていた。川沿いを歩いていると、色が少し薄いアオダイショウが私と一緒に歩いていた。
青梅市郷土博物館での130年前の青梅鉄道の展示は開業に向けての申請書、石灰岩を採取した山の写真などがあり、移転した青梅鉄道の本社が現在の駅舎になっているなど、興味深い内容だった。石灰岩を掘った雷電山などを訪れて130年前の跡がないか、捜してみたくなった。さらに現在では入手できない御岳駅などの切符までも展示されていた。
その後、調布橋を渡り、下奥多摩橋へ。流れは右岸の方へ変わっていた。対岸のマンション群は一安心か。下奥多摩橋から市街を走り、圏央道橋梁をくぐり、多摩川橋へ。
阿蘇神社のヒガンバナはすでに終わり、花茎が倒れていた。玉川上水を渡り、羽村堰下橋を渡る。上から見ると、削られた部分はさほどでもない様子。ただ、現場に近づくのは橋下からでは水が多く、渡れず、上流から出ないとだめだろう。
草刈りが終わり、刈られた草が倒れている。堤防の終端から草花丘陵の水神社へ行く道を少し上る。ヤブミョウガの花が美しい。
羽村市郷土博物館では青梅線についてはミニ展示とうたっていたが、その通りだった。小作駅開業時の写真や橋上化になった時の切符などしかなく、本当に簡単な展示だった。
しかし、常設の展示は動物でも映像を利用したり、実際の玉川上水の配管を展示するなど、興味を引かせている。それに対して、青梅市の郷土博物館は薄暗く、展示もはく製ばかりで、何10年も変わっていない。まさに裏さびれている感がある。青梅市がうら寂れていくのも分かる。
残りの昭島や福生を訪れて、青梅線130周年の関係の博物館めぐりをしたい。私としては5館巡ったら、プレゼントを提供するなど、スタンプラリー形式にすれば、もっと、訪問者を増やせるのではないかと思う。