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多摩川の生き物とヒト その259 旅 佐川 しまなみ海道へ その4 `24/10/31 砥部から しまなみ海道そして生口島へ

宿の朝食は別のご夫婦の遍路さんとご一緒。昨日の遍路さんはもう出立されていた。ご夫婦は千葉から訪れていて、これから隣の浄瑠璃寺へ向かうそう。我々も浄瑠璃寺へ。
浄瑠璃寺はイトスギやイチョウなどの大木があり、近くにはハス沼などが広がり、厳かな寺。巨木の先には仏舎利塔があった。妻が亡くなったOS氏の写経を収めた。

厳かな46番所、浄瑠璃寺。奈良にも同じ名前の寺がある。
仏様の足と言われる、仏手・仏足石。
大師さんが石の祠に入っている。
こんなところに植えられていた、ウチワゼニクサ。境内で。
仏舎利塔が見える。
クスノキの大木。四国なので植生的にも合っている。
周囲はヤブツバキなどの照葉樹林で被われている。
伊予鉄。郊外線と市内線、いわゆる路面電車に分かれる。最近、7000系という新車が入った。これは元京王井の頭線の電車
市内線こと、路面電車。松山城の周りをまわっている。
電車に乗る時はかぶりつき。
平面交差。このような平面交差は珍しい。直角に交わるのは郊外線。電圧を揃えるため、郊外線も600Ⅴで統一。しかも、他の郊外線は750Ⅴ。セクションがあるなど、なかなか、面白い私鉄。

松山市内へ移動して伊予鉄へ。ここは私が仕事の時に寄り、なかなか集合時間に皆が集まらず、困ってしまった。おまけにバスで足摺岬に向かったが、高速道路もなく、着いたのが夜になってしまった。慌てて、夕食を取ったのを思い出した。
伊予鉄の松山市内電車、いわゆる路面電車は松山城の周りをまわっている。道後行きのLRTみたいな電車を見たり、単線を走ったりと車窓は飽きない。そして、テッチャン垂涎の平面クロス。同じ伊予鉄の郊外電車と直角に交わる。全国でも数少なく、四国では伊予鉄と昨日見たとさでん交通だけ。鉄っちゃんが押し掛けているそうだ。しかし、この平面クロスがあるおかげで新車を導入する郊外電車は750Ⅴに出来ない。私も仕事に来た時、かまけてこの平面交差を撮影していた。
また、松山市駅に戻り、駅近くにあったじゃこ天を買う。高い物でもなくても、名物はある。
ここから、いよいよ今治へ。途中では美しい瀬戸内海が見え、船が近づいてくるなど、海が本当に近い。
今治で車を停める喜助の湯に着いたのがもう12時頃。しかも、パンクしていたので、チューブ交換し、走り始めたのがもう1時近かった。
走り始め、道案内の青い矢印があるので、それを目標とする。駅近くの道に出ると、青い線が現れ、昇り勾配になっていて進むが、標識が通ったばかりの松山方面と指している。間違いと思い、右に曲がり、進むが、いっこうに青い線が出てこない。近くのコンビニを訪ね、波方港方面に行くことにする。峠を下りきった所で再び青い線が出て来た。遠くに大きな橋も見えてきたので、そちらに進むと二又の分かれた道に出た。さらに直進すると、いったん消えた青い線が出て来た。これでしまなみ海道へ行けると思ったが、今治へと書いてある。慌ててユータンし、先ほどの二又の道を右方向へ行くと橋が見えてきた。
上り坂にループがあり、こちらへ書いてある。その通りに進むと、また、一般道へ戻る。勾配を緩くするためにループを作っているようだ。少し、要領が分かったので、次は一般道を上る。モータがないロードレーサは人間がモーターだ。

しまなみ海道は317号線沿いの島と島を渡る今治と尾道を結ぶサイクリング道路。道沿いには青い線が引いてあり、誰かのように間違えない。しかし、それ以外の一般道は無い。
高速道路へと上がるため、ループを使う。そのため、しまなみ海道は勾配が急でママチャリでは辛い。
今治からの西瀬戸自動車道路、いわゆるしまなみ海道が伸びている。ここに自転車・歩行者道路を着け、島を渡れるようにしたのがしまなみ海道のサイクリング道路。
来島海峡大橋から広島方面を見る。島々が点在している。
流れは緩いが、島と島の間では渦を巻く。
鳴門海峡ほどではないが、2番目に大きな渦。
馬島。ヒトや自転車はエレベータを使って乗り降りする。ここも行きたかったが、時間の関係で省略。
大島にあった名の海岸付近。
亀老山の途中で。オリーブが植栽されていた。
もちろん、ミカンもある。
遠く、尾道方面を見る。
この辺の樹々は常緑広葉樹林、いわゆる照葉樹林になっている。
亀老山。海抜301m。たいした事は無いと思うが、0mから上がる。
活を入れてくれる看板。
亀老山に登る道で。今治などの四国を見る。
多くの本などに紹介されているしまなみ海道。この光景を見たくて、自動車で、自転車で走ってきた。
隈研吾設計の展望台。無理して作らなくても良かったと思う。
展望台付近から広島方面を見る。
帰り、島々は赤く染まり始めてきた。
しかし、横断橋は膨大な自然の破壊があった事を忘れてはならない。また、この修繕費用もこれからかかることも頭に入れないと思う。人口が減る事もあり、新幹線やリニア新幹線はもういらない。

糸島の脇からいよいよ大橋に上がっていくループを回っていく。高速道路の脇にある自転車・歩行者専用の道を進む。橋から眼下に海や島が見えてくる。素晴らしい景色。馬島の間には渦がまいている。遠くには瀬戸内海の島々が点在し、美しい。馬島が見えてきたが、今回は時間がパンクなどで無くなったので、エレベータを使って降りない。
平日にも関わらず、自転車乗りが多い。外国の方は互いにあいさつを交わすが、日本人は少し、照れくさそう。大島で降りるが、島民の方と思う人がホーチミンルート(抜け道)を降りたので、真似をし、降りていく。ブレーキを何時もかけないと危ないぐらいの急勾配。下りきった所が海だった。先ほど見たうず潮の観光船もあった。
道の駅よしうみいきい館に着くが、ここでも多くのサイクリストがいて、にぎやか。私は島の海辺を回って、亀老山へ行くことにする。港に出るが、遠くに橋が見え、足元には渚がある。この辺も美しい所。夏に来れば、泳げそう。峠を上って、下り、次の浜へ。ここから左へ曲がり、ミカンやオリーブなどが植えられている畑を見ながら、山の中へ入り、亀老山へ。彼方に建物が見える。そこまで昇るのかと思う。
亀老山にとりつく道に入ると、結構きつく、途中で足を付いてしまった。「1,0㎞、藻塩アイスが待っている」との励ます看板がいくつか見える。途中ではモーター付きのアシストバイクに抜かれてしまった。非常に悔しい。大橋が見えてきたら、亀老山の展望場へ着いた。ここでも、大勢の人がいた。眼下に橋が見え、素晴らしい景色。この景色を見たくてここに来た。ただ、隅研吾設計の展望場は石作りで、足元が滑りやすい作りとなっている。二か所に分かれている展望場も深く掘る必要もないだろう。もっと、実用的な設計にした方が良かっただろう。帰りは30分ぐらいかかった所を5分ぐらいで自動車と同じ速度で駆け下りる。
細い道をたどり、国道317号線こと、しまなみ海道へ戻る。この道をたどれば、尾道へ行ける。下りきった所が、先ほど訪れた道の駅。また、橋の脇に出て、今治へ。今治へは先ほどユータンした道を行き、4㎞ぐらいと書いてあったが、少々時間がかかった。
今治城で妻と合流。そのまま、生口島に行こうとしたが、妻の希望で今治タオルの店へ。値段も良いが、デザインや使い心地の良いものが多い。ハンカチや孫のよだれかけ(これが値段が一番高かった。)などを求め、生口島へ。
夕方になり、高速に入るが、橋脚などに灯が入り、それも美しい。広島方面の島々が赤く輝いている。そうこうするうちに、伯方島などの島々を渡っている間に闇になった。
生口島に着き、海岸沿いの道を進む。このへんだろうと思う所に明かりを持っている方がいた。宿の方で、暗くなり、入り口がわからないだろうという事で立ってくださった。
暗闇なので、宿の周りはわからなかったが、潮の音が聞こえてきた。





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