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多摩川の生き物とヒト その270 水系 博物館めぐりその4昭島、立川‘24/11/28   

青梅線開業130周年という事で沿線の各市の郷土博物館などが合同して130周年展を開催している。今日は残った昭島市と立川市を巡った。
昭島市の郷土資料室はアキシマエンシスと言われる教育福祉総合センター内に図書館などと一緒にある。天井からアキシマエンシス、つまり、こちらはアキシマクジラの複製骨格標本がぶら下げられている。1階の図書館と併設されている資料室に入る。
入り口では昔、流行った映像による昭島の紹介が行われ、板碑や土器などが展示してあった。
130周年関連の展示は出口付近にあり、市内にある昭島駅や西立川駅の過去や現在のパネルなどがあった。昔、昭島駅は昭和駅と呼ばれていた事を知った。やはり、横田や立川基地が近いせいか。

「写真展 青梅線130年in昭島」という題で130周年の企画が行われた。
青梅線、つまり、もともと私鉄で国有になった青梅鉄道の歴史の紹介
昭島駅はもともと昭和駅だった事がわかる。昭島も拝島と昭和の合併による。国立、つまり、国分寺と立川の合併と同じ。
駅間距離が短い東中神駅の様子。
中神駅から立川基地へ伸びていた引き込み線。他に国分寺付近などからと立川基地へは何本かの引き込み線があった。
何と、西立川駅はこの踏切付近にあった。移動したことはわかったが、なんのために。
これも以前からわからなかった。青梅鉄道からの鉄塔とわかった。丸で囲んで検索できるか。

この展示でわかった事は青梅線線路に点在する三角錐の形をした鉄塔で、やっぱり、青梅鉄道の物で、すでに100年ぐらい建っている事になる。この古い塔は現在、JRの味気ないパイプに取って変わりつつある。今年(2025年)改装後、開業する青梅鉄道公園でも保有できないかと思う。今までわからなかった事を知った展示だった。
時間があったので、立川市の歴史民俗資料館へと梯子する。段丘崖をスイッチバック状に降りたら資料館だった。
蔵もあり、風格のある建物だった。内部では立川で63系などのまだチョコレート色の国鉄の電車が走っていた頃の映像が流れていた。横では立川飛行場へと通じていている線路や何と養豚場があり、この養豚場へと続く引き込み線などのパネルが展示されていた。もっと、西立川にあった引き込み線や地域に貢献した人物も詳しく紹介して欲しかった。

資料館の脇にある蔵。現在も使われている。
外から見た織物の展示。段丘崖の下にあり、静かな雰囲気の資料館。

常設の多摩川の自然などを紹介した部屋を見る。ハクセキレイなどのはく製があるが、解説がない。しかし、多摩川の漁法や釣り方等の展示や養蚕の歴史やカイコの品種などは詳しく解説されていた。産業を紹介する郷土の資料館なのだろう。
知らないのを知った一日だった。

昭島も立川も、青梅線開通130周年の特別展は終了しています。

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