多摩川の生き物とヒト その2 羽村堰上流左岸多摩川自然観察会風

多摩川自然観察会は昨年度(2021年度)、コロナ禍により、また,代表の方が行方不明になったので活動が中止していた。生物学的には否定されているが、その中でも自然の好きな人が自然発生的に集まり、自然を見て行こうとなった。

今年度も昨年行けなかった所をなぞって行こうとし、4月17日は羽村周辺を観察することにした。収まってきたとはいえコロナの影響によりどのくらい集まるか、危惧したが、会員の2人のの方が参加し、私たち夫婦の4人で多摩川へ。

羽村駅南口から羽村1中のわきを通り、玉川苑のそばの雨乞坂から踊子草公園へ。この周辺は字の通り、オドリコソウの自生地である。囲いの中に黄色いオドリコソウがあった。何か、変わった名がついてるかと思ったが、見た目通り、キオドリコソウであった。アメリカ原産の植物はキバナカタクリなど、黄色い共通種が多い。このキオドリコソウもアメリカ原産であった。

踊子草公園からチューリップ祭りを行っている畑を抜け、一峰院へ。カヤの大木が山門付近に立つ。はけから湧水が湧いている。寺から阿蘇神社の天領を抜け、河原へ。途中で変ったアブラナと思ったのはハルザキヤマガラシであった。河原ではカワラニガナやカワラノギクが見つかり、ニガナは花もあった。近くにはカワラヨモギもあった。以前あったカワラノギクの花壇は祭りの駐車場と化し、面影もない。河川敷内の駐車場の在り方を考えるべきだろう。

土手沿いを歩く。ハルガヤが多く、乾燥させると、桜餅の香りがするそうである。水神社を通り、玉川兄弟の碑の前へ。投げ渡し堰では河床の工事中であった。道沿いには大きなツクシかと思えるヤセウツボや見たら忘れないバラモンジンがあった。

奥多摩街道にかかる陸橋から大きなケヤキを見る。禅林寺の坂を上がると、駅前である。皆の元気な姿を見えたのがよかった。

野鳥 モズ、ホシハジロ、ウミネコ、カイツブリ、オオバン

植物 オドリコソウ、キランソウ、キオドリコソウ(植栽)、ヒメツルソバ、オランダガラシ、ウワミズザクラ、バラモンジン、ハルガヤ、ハルザキヤマガラシ、ハナニラ、スズメノテッポウ、タネツネバナ

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